甲本ヒロト20000字インタビュー



●暗い内向的な子供だったという話ですけれども。
「いや、それはですね…そのー、暗くはないですよ、別に(笑)。…ただね、恥ずかしかったんですよ、いろんなことするのが。例えば、学芸会だとか、いろんなことが恥ずかしかったんです。小学校」

●だけど、そういうものが恥ずかしいと思うというのは、相当自意識が強いって感じだよねえ。
「うん。そうかもしれませんね」

●ねえ? 普通は小学校の低学年とかは恥ずかしいも何もないからね、ほとんどサルに近いような状態だからね。何故、小学校でそうなったのか、自分ではわかんない?
「わかんないなあ…何でかなあ? あのー、僕は小学校は、学区の小学校へ行かなかったんですよ。入試があるんですよ。だからね、そこは中学までつながってて、岡山大学・教育学部の付属――だから国立の小学校だったの」

●いやあ! 頭良かったんだあ。
「いやあ、だからまあ、頭のいいサル(笑)。いるじゃないですか、カギを開けるサルとか(笑)」

●で、ヒロトは成績は良かったの?
「僕は成績は悪かったんじゃないかなあ。4とか見たことなかったし、5段階だったら、いちばん良くて3でしたねえ」

●じゃあ、そうした学校であったということがおとなしい性格への要因だったのかもしれないね。
「うん。そうかな。なんかお行儀のいい子が多かったかもしんないし、もともとその学校に」

●例えば、そういった感じで周りの連中のほうが勉強できるっていうのは、コンプレックスになったと思う?
「なったと思う。できないんですよ。勉強ができないっていうのが、やってもできないんじゃないんですよ。やることができないんです」

●何だそれ?(笑)。
「あのね、教科書を開いても読めないとかそんなんじゃないんですよ。開けないんです。学校から帰って、カバンを開けることができないんです。勉強のほうに気持ちが、向かないんです。例えば学校へ行って宿題をやってない、そうすっと立たされるじゃないですか。ねえ? 『あっ、立って済むんだ』って(笑)。『何だ、立つだけだったら楽だぜ!』と思って、もうウチに帰ってカバン開けて教科書を開いて宿題やる、このめんど臭さを考えたら、立つ方を選ぶんですよ。それで『そういうもんかあ、世の中』とか思って(笑)。ボーッと立ってましたね」


※2に続きます





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