甲本ヒロト20000字インタビュー

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※9から続いてます


●だけど長年の夢である相思相愛が実現できたということは、これもまたヒロトの人生におけるロックンロールと同じくらいのイベントでしょう。
「そうですねえ」

●経緯を話してくださいよ、経緯を。
「えっ!そんな恥ずかしい」

●(笑)イヤがってます。
「それは恥ずかしいですよねえ。いやあ、これはよくあるやつですよ、もう。クラス全然違うんですけど『ああ、カワイイ子がいるなあ』と思ったわけですよ。でまあ、たまたま向こうもそう思ってたらしくてね。で、体育祭あたりを機にですねえ、ちょっとこう、親密になれたんですよね」

●やったねえ。
「写真を撮ってもらったりなんかして。写真部だったりなんかして(笑)。僕はねえ、体育委員だったんですよ、体育できないくせに(笑)。それで全校生徒の前で“岡山県高校体操”っていうやつをやらされたんです(笑)」

●ははははは。で、デートをするようになったわけだ?
「そうですね、おとなしいもんですよ。ブラブラ歩くだけです」

●だけどすごく幸福だったわけでしょう。
「そうです。うん。カッコいいなあと思ったなあ。『彼女がいるなんてェ』なんて」

●どれくらい続いたの?
「…まあ、それはいいじゃないですか」

●あ! これはけっこう続いたんだ? プライベートなところ鋭く切り込めるテーマですね、これは。
「ははははは。ヤベーなあ」

●いいじゃん、聞きたいよ。最終的には終わってるんですか。
「終わってないよ」

●すごいなあ!(笑)。それヒロトっぽいねえ。
「うん。やっぱ衝撃デカいですからねえ(笑)。最初の衝撃ってやつは」

●それは聞きたいとこですけど、たしかに現在進行形だとちょっと喋りにくいだろうから、じゃあ、別れたら教えて(笑)。
「ははははは」

●バンド内では、とりあえず東京へ行こうという話は割とすんなりまとまった?
「うん。東京でバンド活動をすることにみんな興味があったみたい。そんで屋根裏に出たりねえ、しましたよ。それでね、そのバンドのギターが抜けて、山川のりを(現ディープ&バイツ)が高校を辞めて東京に出てきてウチのギターになってコーツができあがったんです」

●その頃はどういう歌を唄ってたの?
「それは“ジャンピン・ジャップ337”に決まってるじゃないすか(笑)。自らを“ジャップ”と称し(笑)。〜…



※このままヒロトの言葉のまま11に続きます



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