甲本ヒロト20000字インタビュー

11



※10から続いてます


…〜で、その頃からねえ、ジャンプしながら唄うっていうことに美学を感じてたんです(笑)」

●(笑)よくいるんだ、そういうどうしよう
ないアマチュア・バンドってよお。
「ははははは。でもそん時にもう“NO NO NO”とか“少年の歌”とか“ロマンチック”とかあったんですよね。だからねえ、もうその時に、お客さんついてましたよ。そのまんまブルーハーツに引っぱったみたいな。“人にやさしく”もやってたしね。コーツで」

●で、大学も辞めちゃったんだよね? もうひたすらバンド?
「うん。に専念するつもりでしたね。だけどある日突然、スランプが訪れたんです。突然ねえ、見えなくなったんですねえ、何やっていいのか。急に、曲が作れなくなったんですよね。うん」

●今考えると何が原因だったわけ?
「わかんないんですよ。ただ、何かこう、ぶち当たったんですよ。もう、お先真っ暗なんですよ。『これはどうしようもねーなあ』『ああ、俺スランプだわこれ!』と思って。人に八つ当たりしてるし、みんなに、これは迷惑かけるかなあと思って、やめたんですね。で、何しようかなあ――スランプの時はあがいちゃダメだ! と思って、『2〜3年、遊ぼう』と思ったんですよ」

●そういう時はもう自分で全然コントロールできない?
「うん。もう食ってかかってたなあ、ものすごいちっちゃいことで。で、解散して、遊ぼうと思ってる時にマーシーがブレイカーズ解散してやって来たんですよ(笑)」

●マーシーが言うには、ヘンなわけのわかんない倉庫みたいな所で暮らしてたっていうじゃない?
「そうそう。僕がひとりでねえ、工場跡に暮らしてたんですよね。いろいろ経緯がありましてね。僕のやってたバイト先の人が、そういう倒産した会社の始末とかやってたんですよ。僕もタコ焼き焼いたりしてねえ(笑)」

●何だそれ。だけどタコ焼き屋やってる図って、ハマりそうだよなあ。
「うん。頭剃ってたもん。眉毛も(笑)」

●何だ、そういうやつだったんだあ。はっきり言ってグレてたのね。
「そうですね。グレてました(笑)。で、知り合いの工場が倒産したと。そこは差し押さえになってて場所だけはあるわけですよ。で、誰も住んでないとネズミやらゴキブリがはびこるだろうと。誰か管理する人はいないか。〜…


※このままヒロトの言葉のまま12に続きます




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