※11から続いてます …〜で『甲本くん、君、家賃大変だろう。ただで住めるとこあるから、住みなさい』『いいんすかあ』なんつって。で、そこにひとりで住むことになったんだけど、寂しいじゃないですか。で、もう毎日のようにいろんな人が入り浸ってね。そのうち通報されて。何だかわからない背広着た人がいっぱいやって来て写真を撮ったりして。逃げちゃった(笑)」 ●ははははは。でも、人生にはいろいろ浮き沈みはあるんだけど、ただミュージシャンとしての浮き沈みはずっとなくて。何だかわからない確信で、世間に評価されてるわけでもないのに『俺はすごいんだ』って妄想に取り憑かれてたわけじゃない?で、そのスランプっていうのは、その妄想が初めて壊れた時なわけじゃない? 「そうかもしんないですねえ。現実的な」 ●じゃあ、そのことによって自分のヴィジョンがガラガラと崩れるっていうものではなかったわけ?『もうミュージシャン辞めてやる』みたいな、基本的な部分での確信は揺らがなかったわけ? 「うん。だからこそ2〜3年遊ぶ余裕が持てたんじゃないかな。すげーをだから、今すごくなくても2〜3年ブラブラしてりゃあまたすげーことを思いつくだろうとか、そういう感じですね」 ●(笑)勝手なやつだなあ。それでほんとにすごかったからいいけどさあ(笑)。 「(笑)だから、ほんとにチンピラみたいなことをやって暮らそうと思ってました。ほんとにもうその日暮らしで、わかりやすい『これこそチンピラの生き方だ!』みたいな(笑)。それで、そん時にマーシーがやって来てねえ『バンドやろう』って。で、それから5日後ぐらいに、ギターと家財道具を持ってねえ、押しかけて来たんですよ」 ●その時マーシーも相当暗かったらしいけどね。話を聞くとね。 「うん。顔は、真剣でしたね。でも俺はもう酔っぱらってたしね(笑)。で『ええよ、ええよ。アハハハハ』なんてね」 ●だけどマーシーってそういうことを基本的に言わないやつだから、彼は彼なりに相当な決意だったんだろうね。 「そう思う。行動が早かったもんなあ。だけど、約1ヶ月ぐらいかなあ、何にもしなかったんですよね」 ※13に続きます [先頭ページを開く] [指定ページを開く] <<重要なお知らせ>>@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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