※１２から続いてます ●何で？ 「いやあ、テレビで『ばってんロボ丸』見てたの(笑)。マーシーとしては、もういっしょに住み始めたら一気に話が進んで、すげーバンドができあがると思ってたらしいんですよ。ところがねえ…僕はまだプラプラしようと思ってた意識があったもんで、曲も作らないし、何にもしなかったんですよね。で、その頃ちょうど『ばってんロボ丸』の再放送をやってたんですよ、夕方４時くらいから。マーシーがミーティングする時間なんですよ。で『いや、ちょっと都合悪いんだ、“ばってんロボ丸”見るんだこの時間』って言ったら怒ってねえ(笑)」 ●それは怒るよなあ。向こうは人生の一大決心をして来てるっていう時に(笑)。 「ははははは。それでいきなり『こんなものがあるからいかんのだあ!!』とか言ってねえ、マーシーが僕のテレビを担いで出ていったの(笑)。ははははは」 ●(笑)。それすげー話だよなあ。よっぽど腹が立ったんだよ。 「ははははは。それで、ヤバいなあ、マズいなあと思って、曲を作ったんですよね。“リンダ・リンダ”と“ブルーハーツのテーマ”を」 ●はははは。そこで作ったのが“リンダ・リンダ”って、何となくありがたみがなくなるぞ(笑)。 「はははは。やんなきゃあ！ と思って」 ●で、マーシーが相当な決意だっていうのは、ヒロトサイドは感じ取ってたわけ？ 「いや、僕はねえ、テレビを持ってった時に初めてわかった(笑)。で『いけないなあ。人をこんな気持ちにさせたのかあ』と思って」 ●だけどその時のヒロトの状態としてはやっぱり基本的には割とダウンだったんだ？ 「そうです、何をやってもね、例えばスコップを持って地面を掘りに行っても、感覚がないみたいな、全然違うところを掘ってるみたいな感じですよ。だから、空回りしてるんですよ。ほんとの意味の空回り。で、ブルーハーツ始めた時にですね、初めて何かこう、手応えがあったんですよ。その頃、何か妙にねえ、また自信が湧いて来ましたね。ダラーッとしてたのがねえ、下半身に力がグーッと入ってくるような感じでねえ。何かこう『やったろう！』みたいな感じになりました」 ●マーシーが家財道具を持ってきていっしょに暮らし始めた頃は、どういう話をしていたわけ？ ※１４に続きます [先頭ﾍﾟｰｼﾞを開く] [指定ﾍﾟｰｼﾞを開く] ＜＜重要なお知らせ＞＞@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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