甲本ヒロト20000字インタビュー




※1から続いてます


●それじゃあ、一種の落ちこぼれじゃない?(笑)。
「ははははは。だからねえ、最初に先生がねえ“ボケ作”っていうあだ名を僕につけた時にはねえ、クラスのみんなも早く順応して、広まりましたね(笑)。で僕が小学校1年に入った時に――これは親から聞いた話なんですよね――親が先生をぶん殴ろうかと思ったっていう。親が懇談会みたいので行ったわけですよ、息子を小学校に入れて初めてですよ。で『どうでしょうか、ウチの息子は』って言ったら、やっぱり『グズだなあ』みたいなことを言われたらしいんです。で『それって治りますかねぇ?』って訊いたら『一生無理でしょう』って(笑)」

●(笑)ひでえなあ。やっぱその学校が良くなかったね。じゃあ、すごく孤独だったでしょう?
「う〜ん…いや、孤独っていうかねえ、別にそんなに深く考えてなかったですよね。ボーッとしてたんかなあ? 例えば『私、友達いないんです』とかいって悩んでる人いるけど、『友達いなかったらひとりで生きていけばいいじゃん』って思うし。ひとりでもテレビを見てれば愉しいし。悩まなかったけど、女の子にねえ、もてたかった」

●(笑)何だ唐突に。小学校の頃から?
「うん。うらやましかったなあ。そういう時だけです、うらやましいの(笑)。体育ができたり、勉強ができるやつが『わあ、何とかくんカッコいい』とか言われる、その瞬間! 『俺もできればなあ』とか思うんだけど(笑)。だから僕はそういうこととは無縁のところでね、生きるんだろうなあと。例えば僕、自分が結婚できるとも思ってなかったし、それから女性とまともに――デートなんてしてるじゃないですか!(笑)、テレビの中の世界では。男女が相思相愛で――だから、相思相愛っていう言葉にすっげー憧れたよ。自分の好きな女の子が自分のことも好き、そんなことができることならば! とか思ってましたよね。だからといって一所懸命スポーツや勉強をガンバる気にもなれないし、じゃあ『いいや別に』、でも『うらやましいなあ』という(笑)」

●で、当時は家に帰ってテレビを見るのが愉しみだったとよく言ってるけれども。
「ええ。いろんなとこで言ってますが。もう幸せでしたねえ。うん。テレビってほら、座ってて目の前でいろんな愉しいことが起こって笑ったり泣いたりするでしょう(笑)。すっげー楽チンじゃないですか。…〜


※このままヒロトの言葉のまま3に続きます




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