※４から続いてます ●で、とりあえずはテレビを見て日々暮らしてたわけだけども、例えば成績が上がらないとなると、おかあさんとかおとうさんは何か言うでしょう。 「ところがウチの親は、言わなかったんですよねえ。でもね(笑)、これはずいぶんあとから聞いた話なんですけどね、怖かったんだって、自分の子供が何考えてるかわかんなくて。ボーッとしてて(笑)」 ●危ねーなあ(笑)。ははははは。 「だからね、ものも欲しがらないしねなんか怖かったって。で、中学に入ってロックを聴き始めてね『ステレオが欲しい』って言った時にすぐ買ってくれたんです(笑)。でもねえ、買ったあとに後悔したらしいよ。今度はステレオの前から動かないんだもん(笑)」 ●(笑)。ヒロト本人はどうなの？ 『勉強なんか意味ねー』と思ってたの？ 「うん。で、僕は親に中学を出る時に『高校行かん』っつって言ったんですよね。『法律で決まっとんじゃろ、行かんでいいんじゃろう？』って」 ●(笑)親は何て言った？ 「『いや、頼むから行ってくれ』って」 ●ははははは。それは俺でも言うなあ。で、中学に上がる時って、そこは当然テストがあるわけじゃない？ それは受かったの？ 「うん」 ●勉強できてんじゃねーかよお。話が違うぞ(笑)。 「いやいや、だから、これは面白いんですよ。僕は大学受験した時、模擬試験とかの偏差値が35くらいだったんですよ。で、東京の大学を受けたいっつって先生に聞いたら、『偏差値30なんぼで行ける大学、ないな』なんて言われて(笑)。でもとりあえず願書を取り寄せに本屋さんに行って、『今から申し込んで間に合う学校はどこですか？』って言ったら、もうほとんど残ってなかったんです。でね、法政大学を受けたんだけど。あとっ見たらその受かった学部がねえ、偏差値56とか57だったんですよ。で『先生これどういうことなん？』つったら『例外もある』って(笑)」 ●(笑)例外ですか、あなたは。 「うん。だから、勉強できなくても入試のできるやつっているんですよ。絶対に」 ●ほんとかよ？ 「ほんとですって！ いるんですよ」 ●落ちてるやつがみんな怒るぜ。 「だから、それ受かった時に悪いなあと思ったもん」 ※６に続きます [先頭ﾍﾟｰｼﾞを開く] [指定ﾍﾟｰｼﾞを開く] ＜＜重要なお知らせ＞＞@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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