※６から続いてます ～…『何やってんだ俺!?』みたいな(笑)。声出して泣いてんの。ウワーンて。…何て言うんでしょう？ チンポ引き抜くような衝撃ですよ」 ●ひとつも気持ちよくねーじゃねーか(笑)。 「衝撃ですよ。ワーワーワーワーワーなんていう(笑)。服ビリビリに引き裂いてねえ、キンタマ握りつぶすぐらいの興奮ですよ(笑)。『これだあ!!』『ロックだ!!俺は！』と思って(笑)。今生まれたような気がしましたね」 ●へえー。で、突然クラスの中に甲本ヒロトが出現したわけだ？ 「もうギンギンですよ。『ロック知っとるか、おい』って(笑)」 ●で、それで性格的にも変わったわけだよねえ。 「うん。野球とかも――野球に参加するためには、練習を積んでうまくなってからとか、思ってた自分がいたんですね。でも下手クソの参加の仕方っていうのがあるんだよ、世の中にはね。『そういうこともできるんだあ！』っていうことをね、認識できたんですね。成績はあんまり変わんなかったけど、例えば勉強を嫌いなやつなりの勉強の仕方があったりとか、だからいろんなことを探るようんなったんじゃないかなあ」 ●ほんとに、いきなり社会性が生まれたんだね。その辺でもう人生観も変わってきたわけ？ 親に食わしてもらうんだと思ってた小学校の５～６年頃から(笑)。 「変わった。変わったよ。例えば職業に就いてないやつでも生きれるんだ！ そういう生き方、世の中の参加の仕方がきっとあるんだと思うようになったんですね」 ●じゃあ家に帰ってきてからテレビにベッタリっていう感じではもうなくなってくるわけ？ 「やっぱステレオの前。で、時間を決めてテレビを見たりね(笑)。今度は両方好きで。やっぱり『こんな幸せな時間はない』と思ってたなあ、ステレオの前にいる時」 ●そこでとりあえずバンドやろうとかいう発想はまだなかった？ 「うん。そん時はねえ、聴くことが余りにも愉しくて。ロッキング・オンとかもう絶対買ってましたよ」 ●ありがとうございます(笑)。 「だってあれは、リスナーの作る、リスナーの声じゃないですか？ 何かこう、自分の仲間がいるような気がしてね(笑)。それでこう、読みながらうなずいたりしてねえ。『いや、これはそうだあ！』なんて思ったりしてね(笑)。ロッキング・オンはいちばん面白かった」 ※８に続きます [先頭ﾍﾟｰｼﾞを開く] [指定ﾍﾟｰｼﾞを開く] ＜＜重要なお知らせ＞＞@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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