ブルーハーツラストインタビュー

河ちゃん 1




●彼らの場合は、次はブルーハーツ以上の音楽をやるんだっていうのがあるんだけど。河ちゃんの場合はそのへんどうなの?
「まだ考え中、ハッキリしたことは言えないんです、現時点では。音楽活動するっていうのは形的にそれを発表しなきゃならない。それが形にできるかどうか?で、できなかったら、なんか音楽する必要ないし。だけどいちおうそのチャレンジをしてみようとは思ってるんですけど。だから、ただ音楽やってメシ喰っていけるからそれでいいやっていう形では、音楽活動はできない!何でもやって、まあ器用じゃないからスタジオの仕事とかもできないしさ、ほら頼まれた音楽を作るっていうのもできないでしょう。だから自分を表現していく以外はないわけで。なんか、ただバンド作ってチャラチャラやっててももう楽しくないから。まあ、それはそれで違う楽しさがあんだろうけど、何か時間のムダかなとも思うから。やっぱ音楽って何のためにやるんだろうと思っちゃうんだよねえ。そうなった時に、昔のもんとかいろいろ聴くじゃないですか。で、例えばバッハ先生とかハイドン先生とかヘンデル先生なんていうのはもう歌詞が聖書だったりするじゃない?で、その人たちが結局音楽の原点になってて、おんがく
ってもともとそういう神に対しての表現だと思うんだあ。で、そうやってずーっと来たんだけど、そこでロックンロールとか出てきていろいろまた違うとこに拡がって。だからといってバッハ先生サウンドをやるわけじゃなくてね、ロックってリアルタイムなものだから、最新型の表現で。そういう、思いは神に、それでいて最新型のことをやりたい。で、それをやりたいっていうことはけっこうーーーまだ『これだ!』っていうものが、自分の中で見つかってないんですよ。だから、それを見つけていきたいとは思うし、やって行きたいとも思うけど。見つけ出せるかどうかそれは定かじゃないし、まだそういう段階なんですよ。ほかの人たちはすぐバンドが始められていいなあ(笑)。僕は、ちゃんと考えてからじゃないと進めないな」

●でも、ハイドンとかバッハとかとロックンロール・ミュージックとの大きな違いはロックンロールには聴き手=YOUというのが絶対的なものとしてある音楽じゃない?
「うん」

●だから通常のロックンロール・フォーマットのコミュニケーションの形とはまた違うものを模索しないといけないよね。
「そうだねえ。うん、そうだよね。だからなんか再現芸術的なもんってあるじゃない?クラッシックとかも。でもロックは例えばへヴィーメタルなんていうのはもうすごい形式ばった世界だし。で、ロックが好きな人でも、もうロックンロールのルーツってジャズとか黒人音楽になっちゃうわけでしょう。で、結局そのエッセンスがないと『これはロックではない』とか。もうそういうとこから一切離れたいという。もう古い(笑)」


2に続きます






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