3の続きです ●欲張りだなあ。 「うん、欲張りだよお。だってほかに信じられるものはないんだもん、自分の欲以外」 ●例えば、10年間やってきたバンドだったら1が1,5になり1,5が2になりっていうさ。 「大事に育ててね?(笑)」 ●そう。そこでの充実感みたいなものを、例えばストーンズは引き受け続けてるよね。 「うん、素晴らしいと思うよ。素晴らしいと思うけどなあ、でもストーンズじゃねえしなあ」 ●その0から1の爆発力をもはや持てないんじゃないかって感じは、ブルーハーツのどういう部分なんだろう?演奏力とか、置かれてる人気バンドとしてのポジションとか、そういう部分なの? 「いや、ポジションとかじゃないな、違うと思う。う〜ん・・・・・・・・・・やっぱムードだよね。ブルーハーツの4人が集まったときの空気だとかムードだとか、それはもう変えがたいものがあって。そこに僕は一番限界を感じてた」 ●どういうことなの? 「それは説明すんの難しいなあ。倦怠期の夫婦みたいなもんじゃねえかな(笑)。そりゃ離婚して若い嫁さんもらった方が絶対いいじゃん」 ●ははははは。 「(笑)そう思わない?世間的に見ても、そりゃ長く夫婦してる方が『まあいい旦那さんねえ』と言われたり、子供がすごくお利口さんに育つことに対して『まあ立派な父親ね』って言われたりすることもそれはすごく充実感があって、素晴らしい幸せだと思うんだ。だけど、めっちゃ若い嫁さんをもう1から育てる喜びが目の前にあるとしたら(笑)、そして誰にだって『そうやってもいいんだよ』っていう状況でしょう。ほんとにそこでやんないのは、自分の中にある『いやあ、今まで頑張ってきたことがムダになる』だとかいろんなことを思った時のしがらみでしょう。だから若い嫁さんもらうと思えば、そりゃあ楽しいよね」 ●はははは。 「まあ世間の目さえ気にしなければ(笑)。世間の目と、あとそれから古女房がかわいそうってこと、それを断ち切ることさえできれば、それはもうありだよ。だからそこの確認で、バンドが解散っていうと『ええーっ!?』って言うのは、結婚だとか離婚とかの認識と同じで『離婚するの!?』ってすっごく大変そうに思われるか『離婚いいじゃん』ってべつに法律的には正しいじゃんっていう(笑)。『何にも後ろめたくねえよ、何回離婚して何回結婚しようとも、それは許されてんじゃん、好きにすれば』っていうのとの違いでね」 5に続きます [先頭ページを開く] [指定ページを開く] <<重要なお知らせ>>@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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