4の続きです ●新しいことをやりたいっていうのが一番の理由になってるんだけど、具体的には決まってるの? 「うんとね、僕が言う新しいのってすごくスタイル的にめちゃくちゃ斬新なものじゃないと思う。きっとみんながっかりすると思う(笑)そういう意味では。わけのわかんない実験音楽をやろうとは思ってないしね。ただ、ブルーハーツで発散してたものとちょっと毛色が違う程度かなあ。その程度だと思う」 ●それはもう具体的にどういうメンバーでとか、バンドなのかソロなのかとか、そういうことは決まってるわけ? 「う〜んとね、いちおう来るもの拒まず的なとこも僕はある程度あるんだけど。ちゃんと選んで、今ふるいにかけてるとこですけど(笑)」 ●オーディションとみたいな形で? 「いや、自分の周りに居る人を勝手に『こいついいなあ』とか思ったり(笑)する程度だけど」 ●じゃあバンド? 「うん、僕がやんのはバンド」 ●じゃあ近々ヒロトの新バンドが立ち上がるわけだ。 「うん、立ち上がる」 ●やることが速いねえ。 「うん。まだ曲はあんまないんだよ(笑)」 ●えっ、もう今年の年内とかそういう世界なの? 「約束するとウソつきんなっちゃう可能性があるから、約束はしないけども。うん、そのつもりで頑張る」 ●じゃあ、ほんとに自分の中で一つのことを終えて自己を見つめてとかそういう意味での解散じゃなくて、ただ単に前に走りながらシャツを脱ぐみたいな感じなんだね(笑)。 「そうそうそうそう。走りながらシャツを脱いでみたり、嫁さんと別れて新しい嫁さんをもらったり(笑)」 ●(笑)走りながら離婚届にハンコ押してる、みたいな? 「はははは。そうそうそう。やっぱもっと欲望に忠実んなるべきだと思うなあ。いろんな人がわがままんなって。で、それが、多大に迷惑をかけてると気付いたときにはやっぱり躊躇するけども、ブルーハーツっていう4人はみんなミュージシャンで、これを解散したからって困らないんだよ、きっと」 ●わかんないぜ。 「いや、困るとしたらそれはいけないことなんじゃないかなあ」 ●本人の問題? 「うん。それは本人の問題だと思う。もし自分の実力以外のとこで、ブルーハーツの一員としておいしい人生を送ってるんであれば、それはいけないことだと思うけど。みんな解散することにより同じハンディーを背負うし、同じ可能性を手にするんだと思うよ。で、僕それは今回の新しいアルバムである程度、確認できてる。4人が持ち寄ったトラックを聞いて、『ああ、ブルーハーツはいいバンドだなあ!』と思ったもん(笑)。ちゃんと4人が1/4ずつ頑張れるバンドだよねえ。今まではヴォーカルが目立ちすぎてたり、例えばマーシーがソロをやったりすることですごく目立ったりしたけども。もうちゃんと4人が4人とも素晴らしいミュージシャンの集まりなんだっていうことが今回のアルバムでちょっとわかってもらえたらいいんじゃないかなあ」 ●今回のあがった音を聞いてけっこう意外だった? 「ある程度想像はついてたんだけど。だから意外と言えば嬉しかった。もうちょっとガラクタが集まったような感じになるかと思ったけども、すごい楽しんで聴けるいいものが集まってきたから、いい意味で意外だった」 ●ヒロトとしてはソロもやってないし、ずっとこの10年間はほとんどブルーハーツがほとんどだったんだけども。 「うん」 ●ヒロトから見てブルーハーツというバンドはどうでしたか。 「いやあ、良かったと思うよ(笑)。いや、ほんとに僕の作った曲をあんな風に表現できたのは、ブルーハーツのあの4人だからだと思うよ。そういう意味ではほんと素晴らしいバンドだったと思う。人への影響とかそういうことはわかんない。それはもう受け手がそれぞれ感じることは違うから。自分にとってはそう、自分が歌う場所として最適だったと思う。スライダーズに俺が入ってたらおかしいもん」 ●はははは。 「バッチリだったんじゃねえかなあ」 6に続きます [先頭ページを開く] [指定ページを開く] <<重要なお知らせ>>@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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