※3から続いてます。 ●なるほどね。で、今回『スティック・アウト』と『ダッグ・アウト』というふたつのアルバムが出て、聴いて感じる印象は違うんだけども持ってる力は同じだなというのをすごく痛感したんですけども。 ヒ『うん。このふたつのまったく違ったスタイルのアルバムをね、まったく同時期に作るってことの意義はどういうこっかっていうとねえ、それは同じ人間の同じテンションから出てくるまったく違うスタイルってことなんだよ。まず、それがすごく興味があったの。で、そういう意味で受け手に――それは言ってる内容とかはまたべつとして――何が伝わるかなあみたいなことで。けっこう共通項を見出だす人は多いと思うよ』 ●でも、言ってること自体は全然逆だよね。 ヒ『そうだね(笑)』 マ『ははははは』 ヒ『こいつぅ、みたいな(笑)』 ●(笑)そうそう。だって『スティック・アウト』は“はっきりしろ!”みたいな内容で『夕暮れ』に至っては“曖昧でいいんだ”みたいなさあ。 マ『うん』 ヒ『すごいね(笑)』 マ『やっぱりそれはもう正直だってことなんじゃないの。だっていろんなこと考えるんだもん、みたいなさあ(笑)』 ヒ『確かにそうなんだけど。僕はすごく大切だなと思うのは、歌詞も含めたサウンドでダーンッと出てきた瞬間に、何か妙に熱いものが込み上げてきたりとかってことが説明できないけどあるじゃないですか? で、そういう効果が大好きなんだよね』 ●効果ね(笑)。 ヒ『うん。音楽が自分にもたらすそういう効果がすごく好きなの。例えば英語のレコードで歌詞もわかんないのに妙にジーンと来ちゃったりとか、その曲の持つパワーっていうか、そういうものがすごく大切であると思うんだあ』 マ『うん。突き詰めて、それを愉しいみたいな愉しみ方じゃないんだ、僕にとってのロックンロールって。だから、自分が作る歌詞では僕はきっともう、たったひとつのことしか言ってないんだ。それは表現の仕方によっていろんな単語とか言葉が入ってるけどさあ。なんか核となるひとつのことって“ロックンロールはすげーぜ!”っていう“ロックンロール愉しいぜ!!”っていうことしか言ってないんだ(笑)』 ※5に続きます [先頭ページを開く] [指定ページを開く] <<重要なお知らせ>>@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
w友達に教えるw [編集] 無料ホームページ作成は@peps! |