※⑦から続いてます ヒ「でもセンスは働くよね。意識はないけど。この音かっこいいじゃんっていう音はある。さっき分からないって言ったかもしんないけど、同じスネア、コンと鳴らしても、これ好き、これ嫌いって絶対あると思う。そういうことのセンスだけは働かしてね、うん」 ●僕らも無意識にそういうので好きと嫌いが別れてるのかもしんないですね。 ヒ「そうそう、そうだと思うよ。なんかね、ハイロウズを一番理解する方法は、あらゆるロックンロールを聴きまくって〈うぅわ！これカッコいいな！〉っていう感動を一つでも多く感じることだよ。うわっカッコいいなと感じるロックンロール・アルバムに接した時、それを自分なりにわかろうとするのに一番いい方法は、ロックンロール・ファンで、いろんなものを聴くってことじゃないかな」 ●でもそれって、どこまで聴いたらそれで合格っていうわけでもないですよね。 ヒ「そういうのはないね。ただある日突然〈ああ、こういうことなのか〉って言葉を失ってしまう時はあると思う」 ●それは？ ヒ「リスナーとしてずっと聴いてて〈ああ、同じじゃんみんな〉って」 ●それを感じた時を覚えてますか？ ヒ「覚えてないけど、でもなんかある日、あ、なんだ、ローリング・ストーンズとビートルズって同じじゃんって。そこで二つのバンドの違いを考えることすらばかばかしいって思える時ってあるんだよ。ロバート・ジョンソンも、ストラングラーズもおんなじじゃん。クラッシュもボブ・ディランも、マディ・ウォーターズもセックス・ピストルズもおんなじじゃん。どこが違うかって、あまりに細かすぎてどうでもよくなるっていうか」 ●では一番大事なところは何なんでしょう？ ヒ「なんとなくかっちょいいと思ってますってことが大切」 ●それは僕も思ってます。かっちょいいっていうか、すごくドキドキさせてくれますよね。ワクワクする。このアルバムもそうで。 ヒ「それはすごくよかった！実は僕もそうなんです。このアルバムは非常にドキドキワクワクします。人までそんな気持ちにさせたとしたらそれはすごく嬉しい！」 ※⑨に続きます [先頭ﾍﾟｰｼﾞを開く] [指定ﾍﾟｰｼﾞを開く] ＜＜重要なお知らせ＞＞@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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