TIGER MOBILE

18 最後に


17の続きです


●というわけでみなさんいかがだったでしょうか。ハイロウズのセカンド・アルバム『TIGERMOBILE』、今のメンバーの説明の通り素晴らしいアルバムでございます。

甲本「ま、これすら我々のワンステップであるということもお忘れなく、ですわ」



●で、やっぱりファーストとこの『TIGERMOBILE』を聴いて僕なりに意義的なことを考えたんですけども。ハイロウズのやってることは王道のロックとか言われてるけど、僕は凄くラジカルで斬新だと思うんだ。何故かというと、これまでのロックは目的じゃなくて手段だったんだよね。過程とか。人間とか、幸福とか、世界とか、そういう何か大きな概念があって、そこへたどり着くためにロックという手段を選ぶという構図があった。でもハイロウズはロックが好き、その感情しかなくて、そしてその感情が世界とか人間とかをもう喰いつくしちゃってんだよ。

甲本「ロックンロールにおける永遠を僕は結構信じてる部分があるんだよ。ロックンロールにおける永遠ってのは、これが何万年経っても存在し続けるっていう永遠じゃないんだよ。動きとしての永遠なの。走り続けてるものだったり燃え続けてる炎だったり輝き続けてる光だったり、そういう現象としての永遠をロックンロールに感じるんだ。一瞬を捉えたら凄く刹那的なことなんだけど、そこがまたたまらなく僕らを惹き続けてる部分だとも思うんだよ。で、山崎くんが言ってることってそれのような気がする」



●凄い近いかもしれない。なんかさ、ロックを聴き続けること=俺の人生、それでいいじゃねえかって感じ。

真島「うん、まさにね」

甲本「そうそう。手段ではなく目的」



●それがただ毎日続いていくっていう。

甲本「うん、いいっすね。明日のための今日ではなく、今日のための今日ですよ」



●ロックってモラトリアム性みたいなところを含んでしまってたじゃないですか。ロックをやってロックを聴いてる時間っていうのはまだ何かの準備なんだよ、っていうモラトリアム性にどうしてもなってたんだけど。ハイロウズにおけるロックっていうのは完全にそういうものから開放されてる。逆に言えば全てがモラトリアムっていう感じ。一生モラトリアムですっていうところから始まってる。

甲本「よかった。今幸せだと思えるならそれでいいっすね。以上!」

調「ロックはいいね」

大島「だから何でも普通なんだって。俺はそう思うんだよね。誰だって楽しく生きたいわけじゃん。そういうことだけのような気がするんだよね」

甲本「世の中で言う普通って言葉はそこそこっていう風に機能してるんだよ。普通=そこそこ、そうじゃないでしょう。最高じゃん!」

大島「そうそう。ハッピーでいたいしハッピーな場を作ってくしかないっていうか」

甲本「うん。最高で当たり前なんだよ。これが続くんだよ」

大島「これだよ、これ」



●聴いててそんな気がするんだよね。

真島「素晴らしいじゃん」

甲本「やめたらもう1回遡るだけだよ(笑)」




◆終◆






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