TIGER MOBILE



2の続きです 

●なるほど。では音楽評論家として今回のアルバムを分析させていただくと、無節操というか傍若無人になった部分っていうのは大きく見て2つの要素があると思うんですよ。1つが”相談天国”に端を発したいわゆる70年代のロックのダセえところを――。

甲本「一番クサいとこね」


●そう、一番クサいところを逆手にとってカマしてますね。

甲本「ワキガを嗅がす」

真島「はははは」


●で、もう一つはブルーハーツなんですよ。

甲本「ええーっ!?そうかい?それは意外な意見ですなあ」


●だからファーストのときは「カッコいいロックを自由にやるんだ!」って言いつつも、ブルーハーツをロックっていうものから――無意識的にだと思うんだけど、除外してたと思う。今回はそれすらなくなったような感じがあるんですよ。

真島「それはわかんななあ」


●それは無意識かもしれないけど、これ聴いてそこが素晴らしいなと思ったんですよ。

甲本「素晴らしいと思ったんだ」

真島「おお」


●「俺たちはロックをやる!」っていうそのロックの中に今回はブルーハーツも素晴らしいロックとしてちゃんと入ってる。とってもイヤな分析だと思うんですけど、そう言われてどう?

甲本「(笑)。わかんないよ。あれだって自分らでやってたことだから。だけど意識したことはないなあ」

大島「僕個人は――例えば”リンダリンダ”っていう曲があったとすれば、僕らがやったらもっと凄いと思うんだよ」


●俺もそう思う、まさに。

甲本「(笑)いいこと言うねえ」

大島「そこには俺は凄く自信ある」

甲本「カッコいい!」

大島「どんなもの与えられても、俺はその瞬間で全部を出すよっていう」

真島「カッコいい!」


●今回の楽曲が出てきたときに「もうブルハをやっちまえる感じになってんだ」っていう手応えってあった?

大島「あ、こういうのをやるんだなっていう感じはあるよ」

甲本「へえー、そうかあ。しまったー」


●(笑)。そこが凄くいいなと思ったんですよね。そういうとこって人間だからどうしてもこだわっちゃう部分で、でもそれもなぎ倒しちゃってる感じが俺はしましたね。

甲本「そうかあ。やっぱりそこは調君が言ってた仲良くなったっていうのも一因だね。何やってもいいってことだ」

大島「何やってもいいんだよ。関係ないんじゃないの、あんまり」


●俺もそう思ったんですよ。ファースト・アルバムのときは何やってもいいんだって言いながら――。

甲本「もしかしたら別の場所に一つのものを構築しようとしてたかもしんないね。でもそれは言われて気付く」

真島「ありがとうございました、今日は」

甲本「読者に一言。ロクfよろしく(笑)」


●(笑)では全曲解説に突入いたしましょう。

甲本「出たー!自分の解釈でやってよー」

●いやいや。


4に続きます
*ロクf:ロッキンf(音楽雑誌)のことかと。ちなみにこのインタビュー載ってんのはロッキンオンジャパンです笑






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