1の続きです ●それはどっちかっていうと、ハイロウズ続けていくための自分の中でのある種の予防策だったりしたんでしょうかね。 「うん。っていうかたぶん僕はね、うまく言えないけど不自由さを感じ始めてたと思うんだ、うん。例えばライヴをやる、オールスタンディングでやる、お客さんのノリはモッシュだダイブだって――そういうのもすごく楽しいんだけど・・・・なんかそれだけじゃないよなあみたいな気持ち(笑)、うん。そこでだって・・・・楽しみ方っていくつ立ってあるじゃない?で、人間にしたってさ、人間ってものすごく多面体なわけだからいろんな面を持ってるわけじゃないですか。そうすると、その1面しか表現できなかったり、1面だけの楽しさ・・・っていうの、僕は否定してるわけじゃないんだよ。それはそれでとっても素晴らしいことなんだけど、なんか僕の個人の感じとしてはちょっと飽きちゃったりするんですよ(笑)。もう普通のことだと思う。例えば、僕はカレーライスがものすごく好きなんですけど、じゃあずーっとね、『これから一生朝昼晩カレーライス食べてろよ』なんて言われたらさ、ヤじゃないですか、絶対に(笑)。スパゲッティも食べたい、カレーも食べたい、牛丼も食べたい、ただ玉子かけただけのご飯も食べたいとかラーメン食べたいとかさ(笑)」 ●ただ思うんですけども、例えば真島さんがインド人であったとして、カレーを食べ続けるっていう、それはある種国民としての当たり前の生活だと思うんですね。で、真島さんの中で今までやってきたハイロウズのグワーーーッ!がインド人にとってのカレーであるならば、そのまま食い続けて20年間が過ごせたと思うんですよ。たぶん真島さんにとっての今までのハイロウズでの表現っていうのは、日本人真島さんにとってのみそ汁や納豆とは違ったんじゃないのかなあと。ド真ん中っていうのはもうちょっと真島さんにとってはセンチメタルなもので叙情的なもので、そういうものが真島さんの主食だったんじゃないのかなあていうふうに僕は今回のを聴いて思ったんですけど。 「うんうん・・・根暗なんでしょうか(笑)」 ●どうなんでしょう、初対面だから僕にはわからないです(笑)。 「あははははは。うん、だから例えば・・・・わかんない、パンクロックとかが出てきたときに、77年に出てきたじゃないですか、セックス・ピストルズとかクラッシュとかジャムとか。そういうのが出てきて・・・それはすごく僕にとってはエキサイティングな経験だったんだ。だけどそのあとそれがハードコアパンクとかそういう・・・流れにいったときに、なんか僕は面白いとは思わなかったんだ。パンク大好きだったけど。で、そん時にどっちかっていうと、トレイシー・ソーンとか、スミスとかペイル・ファウンテンズとかの方が僕は興奮したんですよ。それはもうセックス・ピストルズと同じくらいの衝撃でもってウワーッていう。ハードコアパンクのいろんなバンドとかも聴いたけどそんなには心を突っつかれなかったのかな」 ●要するに速度を求めなかったってことですよね。 「うん・・・かなあ」 ●速度よりも、激情とセンチメタリズムを求めたっていうことなんじゃないかなあて思うんですけど。 「うんうんうん、そうなのかもしれないすね、そんな気もする」 3に続きます [先頭ページを開く] [指定ページを開く] <<重要なお知らせ>>@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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