Relaxi`n

真島昌利 3


2の続きです


●それっていうのはヒロトさんはどういうふうに捉えてました?
「んー・・・や、あの人はあんまり、ね、表にはださないけど・・・困惑はあったんじゃないかな。僕は感じたけどね、”岡本くん”とか録ってる時に(笑)」


●(笑)それは例えば”岡本くん”っていうのに限定するならば、あれは100%真島さんのインナーワールドですよね?
「んふふ、うん、だね」


●で、真島さんの個人的な想いですよね?
「うん・・・うーん、かもしれないですね。だって今まで僕はヒロトともう15年間やってるんですよ。で、そういう側面っていうのは僕はソロアルバムで出してたんですよ。・・・・・だけど、『もういいだろ!』って(笑)、そろそろ」


●鍵を開けましたよね。
「うん、っていう気になったんですよ」


●困惑しているヒロトさんを見て、真島さんはどう思いましたか?
「うん?『キミはヴォーカリストだから頑張りなさい』と(笑)」


●わははははは!面白い!すごく面白い!
「(笑)最終的な仕上がりみたいなのは、やっぱりすごいヴォーカリストだなあと思って」


●うん。だからそれはハイロウズが手に入れた新しい、ある種革命っていうか新しい世界ですよね。
「うん。そうだね、『革命』って言い方はカッコいいから『革命』にしよう、ハイロウズの(笑)」


●これでオッケーだったってことは、真島さんの中ではすごく健康的なことでしょ?
「すごくいい感じだよ・・・・・・革命、革命的ニューアルバム(笑)」


●いやホントそうだと思うんですけど。だってブルーハーツを含めてずーっとやんなかったことを遂にここでやってしまったわけですよね。
「うん」


●で、曲調というのは失ったものを取り戻すというか、そういうノスタルジックな曲がすごく多いですよね。
「うーん、それもね、僕よく言われるんですけど、今回の一連のインタビューシリーズで、でも・・・それもハッキリ言ってよくわかんないんですよ、自分でも」


●例えば”岡本くん”であり、そして”青春”――”青春”は”青春”ってタイトルをつけたっていうところも含めてそれは真島さんの中になんらかの自覚的な回路が絶対にあったと僕は思うんですよ。それはなんだったんでしょうね。
「・・・・・あのね・・・・それは逆襲かなあ。たぶんね、そういうことなんだと思うんだ」


●それは何?
「例えば、過去にはさあ・・・決着をつけたフリをして人間は生きていかなくちゃならないじゃないですか。でもそんなたかだか70,80年で過去になんか何の決着もつかねーよっていうそういう僕の心の中の勢力が逆襲したんですけど(笑)」


●それは過去を総括するっていう意味でのノスタルジアとは違うわけですね?
「うん、総括するとかそんなんじゃないんだ。『何にも決着なんかついてねーだろ?』っていう。『過去なんて関係ねー』とか、『昨日のことなんかそんな大した事じゃねー』って。ホント大したことないじゃない、重要なことじゃない、過ぎ去ってしまったことなんて僕はもうクソみたいなモンだと思ってるから(笑)、うん・・・と、思いつつもさ、なんかその、自分が形作られていく上にはさ、通らざるを得なかった地点だったりしてさ・・・・・・なんか、そういう『オマエは決着をつけた気になってんだろ、コノヤロー!』って過去が僕に逆襲してきたんだよね(笑)、『調子にのってんじゃねーっ!』って。でもこれって元々あったもの・・・元々あったものが、なんか、予想外の角度から僕に逆襲してきたって感じなんですけどね。だからあんまりよく、ちゃんとした説明がいつもできた試しがないんだけど(笑)」


●うはははははは。まあ今のご説明でもわかるとおり、ここに怒りはすごく入ってますよね。
「はい」



4に続きます






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