真島昌利2000字インタビュー

*23


※22から続いてます


●“トレイン・トレイン”はある程度予定調和かもしれないけどさ、マーシーの中で。…だけどやっぱり『何か違うな』って感じは段々強くなってたんだ。
「うん。雑誌とか見るとさ――まあ、人がどう思おうといいんだけどさあ――“ビート・パンクの雄ザ・ブルーハーツ”とか“優しさロック”とか訳のわかんない単語をどんどん作るわけじゃん、業界の人がさ。これは何なんだろうと思ってさ、“優しさロック”とか意味わかんないしさあ、“ビート・パンク”って何なんだろうとかさ。そういう意味不明の言葉で装飾されてるブルーハーツがいるわけじゃない?“フォーク”だとかさ。…別にいいんだけどさ、聴く人がそう思ったんならさ。ただ、その言葉の捉え方がさあ…“優しさロック”って“厳しいロック”とかよりはいいかもしれないけどさあ(笑)、すごい馴れ合いの優しさ――大体“優しさ”って言葉自体がこの国では誤解されてると思ってるしさ、馴れ合いなんだもん。優しさと馴れ合いを履き違えてるよね」

●マーシーは無論のことヒロトもやっぱり、“優しい”とか“前向き”という言葉で評価される詩をうたいながら、その裏には限りない絶望を抱えてるみたいなさ、そういう構造を持ってるのにその部分は全く語られないわけじゃない? 状態じゃないよ、みたいなところない?
「だからもう、雑誌とか評論家の言うことなんか全部デタラメなんだからさあ……」

●すみませんねえ、私も雑誌だし評論家なんですけど(笑)。
「あっ、すみませんねえ(笑)。でもそこでほら、そいつがそう思って聴いててそれで幸せならいいじゃん、みたいなとこってあるじゃん。美しき誤解っていうの? やっぱり俺ジョンとか好きだからさ、ジョンとかもそういうこと言ってたしさ、『ビートルズは、みんなが騙されたがってたから騙してやったんだ』みたいなことをさ」

●ソロ・アルバムを作ろうと思った基本的な動機は何なの?
「んーとね、その2月3月の間に篠原太郎君の協力を得て自宅録音で録ってみて結構良かったもんで。あとブルーハーツが今年レコード出さないみたいなことだったから、その空いてる時にレコード作ろうかなみたいな。暇だったし」

●曲に向かう姿勢というのもブルーハーツの時とは全然違った?
「そうだね…うんうん」

●メロディ的に雑だという気もするんですが。
「………」


※24に続きます



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