※４から続いてます 「あった。色々レコード借りたりさ、お小遣いとかお年玉溜めてとにかくレコードとかいっぱい揃えるじゃん。んで、ビートルズの本とかも出ててさ、そういうの読むと、ジョンとかが色んなこと言ってるじゃない、『学校なんか下らねえ』とかさ、そういうに結構感化されてたよ、『自信があれば制服なんか着なくてもいいんだ』とかさ。『学校で真面目に勉強やってたやつは今ではパッとしないに、学校サボってロックンロールやってた俺達が今ではこんな金持ちで有名なんだ』なんて言うとさ、カッコいいと思うじゃん、オー!!とか思ってさ(笑)。だから、そういうジョンの生き方とかさ、ビートルズのやりたい放題やって嘲笑う、みたいな感じがすごい好きだった、音楽も好きだったし」 ●じゃあ、いきなりホームルームで発言する子になってしまったんだ、その頃から。 「それ１回だけだよそれは(笑)」 ●バンド作ろうとは思わなかった？ 「うん思ったよ。だから近所の――その頃はビートルズ聴くこと自体が僕らの間ではカッコいいことだったから、色々みんなに聴かして、でみんなもボチボチギターとか手に入れ出して――その団地に住んでる子供達でバンド作ったよ」 ●それは訳わからずのバンド、みたいな感じで？ 「うん、とりあえずみんなで集まってギター弾くって感じ」 ●ビートルズやってたの？ 「キャロルとかね。ビートルズは英語だからうたうっつってもよくわかんない単語とかあったりしてさ、まあ目茶苦茶にうたってたんだけどさ。キャロルは日本語だったし、英語の歌詞もあったけどそれはもうノリで行けちゃう感じだったし」 ●キャロルは好きだった？ 「好きだった。で、キャロルの解散コンサートの日にね、僕は初めてエレキ・ギターを買いに行ったの。それはよく覚えてる」 ●エレキ・ギターを最初に手にした時はどんな感じだった？ 「弦がフォーク・ギターより柔らかくて押さえやすくていいなあ、と思った(笑)。で、レスポール・モデルだったね、グレコのEG480っていう。エレキ・ギターは重いなあとか思ってた(笑)。セコいこれくらいのエルクかなんかのアンプ買ってさ、それで家でジャラジャラ弾いてた」 ※６に続きます [先頭ﾍﾟｰｼﾞを開く] [指定ﾍﾟｰｼﾞを開く] ＜＜重要なお知らせ＞＞@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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