※５から続いてます ●それでやはりビートルズとか弾くわけ？ 「うん。今度はコードだけじゃなくてさ、“デイ・トリッパー”のリフとかさ、“アイ・フィール・ファイン”の難しいリフとかを弾くようになってた、進歩して(笑)。あんまり上手くはなかったんだけどね、その杉浦君っていうのは上手かったんだけどね。それでね、池袋西武のアマチュア・バンド・コンテスト出たんだよ、中学２年の終わり頃」 ●その時のバンドはずっと恒常的にやり続けて行ったの？ それともたまたまその時やっただけ？ 「たまたまその時やったんだね、きっと」 ●で、高校に入ってそこではどうなの？ 「そこでもやってたよ」 ●高校は受験するの？ 「うん、都立の久留米西高校っていうとこ。それと滑り止めとかいって私立も受けたんだよね、国学院久我山」 ●で都立受かったんだ。 「うん、両方受かって、久我山のほうは面接までやったんだけど男子高校だったしさ(笑)、都立がいいやと思って」 ●どの程度の高校なの？ 結構進学校なの？ 「ううん。もうその辺の、普通の子が普通に行くような。別にツッパリとかもいないし」 ●そこでは成績優秀な子だったの？ 「ううん、普通(笑)」 ●それぐらいからはどうなの？ 社会意識というか自意識というのは。かなり強くなってきてる？ 「なってきたんじゃないかなあ、やっぱり。だって高校入っていきなり俺――入学式みたいのが体育館であるじゃない？ 出て来たらいきなりさ、蹴っ飛ばされて殴られて……」 ●何それ。 「いや、よくわかんないんだけどさ。俺そん時さ、薄いブルーのシャツ着てたんだ、何かそれが理由だったみたい。『お前、渡した紙にちゃんと書いてあっただろう、色のついたシャツは駄目なんだよ』なんて変な体育の先生に言われてさ」 ●体育の教師がぶん殴るわけ？ 「うん、出てったらいきなりバッて腹蹴られてさ、何が何だかわかんないの。『何だこのやろー』みたいに言ったらさ、おっさんが立ってるわけよ。『アレ!?』とかいって『何ですか？』『何するんですか』とか言って(笑)。俺そんな紙なんか読んでねえからさあ」 ●これはとんでもない管理社会だバカヤロー、みたいなのはいきなりあった？ 「うん、もういきなりきたね。中学ん時とかはそんな先生気に食わないとかって別になかったんだけどさ」 ※７に続きます [先頭ﾍﾟｰｼﾞを開く] [指定ﾍﾟｰｼﾞを開く] ＜＜重要なお知らせ＞＞@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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