※6から続いてます ●バカヤローみたいなので、じゃあ俺バイク乗って頭黄色くして不良になってやるぞ、みたいなのじゃなくて別の方向へ行った? 戦うぞみたいな感じだった? 「いや、そういう勇ましい方向には一貫して行ってないような気がする。何かムカッときたけどさ、ほら高校なんて別に義務教育じゃねえからさ、いつでもやめられんじゃんやめようと思えば、みたいなのもあったしさ、結構どうでも良かった。関係ねえや、みたいなさ。えらく冷めてたよだから、学校どかのことに関しては。学校行事にもほとんど出なかったし」 ●ビラ配って暴れてやろう、とかそういう感じもなかった? 「みんなを扇動して? ていう感じもなかった。 ただ憤りがあった、どこにも持って行きようのない怒りみたいなさ。別に持って行こうと思えば持って行けるんだけどさ、それで面倒臭くなるのやじゃん(笑)」 ●かといって不良になるわけでもなかったんだ。 「うん。余計音楽聴いた」 ●でも例えば腹蹴飛ばされてとんでもねえとか思って、それは世界観へはつながって行かなかったわけ? 「そういうのはあったよ、勿論。子供は子供なりにさ。子供は子供なりに『けしからん!』と思うようなことあったしさ、ロッキード事件とかさ、政治家なんか下らねえやみたいなさ。世の中大したもんじゃねえやっていう感じあったな。子供頃って結構世の中って怖いじゃん、訳わかんないし自分は無力だしさ。ビートルズ聴き始めて、関係ねえや大したことねえよ世の中、とか思い始めて。俺は俺でなるべくそういう下らないものと関わらないで生きていきたいもんだな、とか思ってたよ」 ●逆に、この学校どうにかしてやりたいとかいう気にはならなかった? 「うん、そういう気にはならなかった。とりあえず高校行ってれば親は安心するしみたいなさ」 ●俺は音楽をやってるんだ、みたいな。 「うんそうだね、もう高校入った頃から絶対音楽やるんだって思ってたからさ」 ●その頃から本とかもかなり読むようになったわけ? 「そうだね。色々読んでたよ」 ●特に印象に残ってるものはない? 「萩原朔太郎の詩集かなあ」 ●へえー、小説ではなくて詩のほうが良かったんだ。 「うん、簡単に読めるし」 ※8に続きます [先頭ページを開く] [指定ページを開く] <<重要なお知らせ>>@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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