真島昌利2000字インタビュー

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※7から続いてます


●萩原朔太郎のどの辺が良かったの?
「“生めかしい墓場”とかさ、“この家の主は病気です”とかさ。猫が屋根の上でニャオーとかいってこの家の主は病気ですとかいう詩があってさ、おーこれはいいんじゃないかと思って」

●だけど、子供時代野球とビートルズしかなかったごくごく原始的な子供が、高校になってどうしていきなり萩原朔太郎になっちゃうわけ?
「いや、よくわかんないんだけどさ…そうだねえ…それは自分でもよくわかんない。世の中の仕組みみたいなのが高校ぐらいになるとちょっとずつわかってくるじゃない? 共産主義と資本主義がありますとか、世界は今アメリカとソ連のパワー・バランスの上に成り立っているんですよとかさ、そういうことが段々わかってくるじゃない?で、反体制みたいなことにも色々興味出くるじゃない?『ストーンズは反社会的なバンドです』とか音楽雑誌見ると書いてあるしさ。いわゆる普通のサラリーマン普通の大人にならなくてもさ、別の生き方があるじゃん?『イージー・ライダー』とかさ――アメリカン・ニュー・シネマとかもその頃熱狂して観てたからさ、『俺たちに明日はない』とかさ。…それで萩原朔太郎だったの。…何だかよくわかんないね、でも惹かれるものがすごくあったんだ」

●中学から高校っていうのは、パーソナリティとしてはかなりの大変革が行われていた時期だね。
「そうかもしれない。だって高1の夏にピストルズ出てきちゃうしさ、大変だったよもう(笑)」

●ピストルズ聴いてビックリした?
「すげえと思った。それまではビートルズとかエルビス・プレスリーをリアル・タイムで聴いた上の世代がすごく羨ましかったんだよね。何で俺達の世代にはガツンと一発くるようなのがないんだろう白けるよな、とかいうのあって――イーグルスとかキッス、クイーン、エアロスミス、ベイ・シティ・ローラーズとかってバンドいっぱいあったけどさ、どれものめり込んで聴けるような対象にはならなかったんだよね。友達とかは結構聴いてたけどさ、何か違うよなあ、とか思ってて。で、そこでピストルズ聴いて…すごかった。ニュースかなんかで『女王をバカにしたような…』ってやってたんだよね、それでピストルズの聴いてすごいと思った」


※9に続きます



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