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巻き添え(JA+パーティ)
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それは、次の街へ向かうためにフィールドを歩いている時の事。


「おや、アニース」

「なんですかぁ?大佐♪」

「リボンが解けかかっていますよ。」

そう言って、ジェイドはアニスの髪を直した。


「これで大丈夫です」

「ありがとうございまぁーす」

これで、終わるはずだったのだ。紅い髪のお坊ちゃまが口を開いたりしなければ。

「なぁジェイド」

「なんです?」

「前から思ってたんだけど、ジェイドってアニス大好きなんだなー。ロリコンなのか?」









ぴし。








「る、ルーク、お前何言ってんだ…」

空気が凍ったと思ったのは、おそらくガイだけではない。その証拠に、ティアも顔を引き攣らせている。
分かってないのは王族2人組だけだ。


「何って、だからジェイドがロリコ……

「エナジープラスト!」

言い切らないうちに譜術が発動。もちろん発生源は死霊使いだ。


「だから言ったのに…」

「ガ〜イ」

こういう呼び方をされる時は、大概ろくな事がないのをガイは身をもって知っている。

「げっ…」

「おや、なんです?その嫌そうな顔は?」

「い、いや…。今回は俺に非はない…


「ガイ。主人の躾がなっていないのではありませんか?子供の過失は親の責任ですよ〜?」

「お、横暴だ!」

「問答無用!サンダーブレード!」

「ぎゃああああーー!」

(なんでルークがエナジープラストで俺がサンダーブレードなんだあああ…)




ガイがルークを甘やかしたのを後悔したのは、これで2度目。(1度目はアラミス湧水洞)

おわり。
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