1/1ページ目 それは、次の街へ向かうためにフィールドを歩いている時の事。 「おや、アニース」 「なんですかぁ?大佐♪」 「リボンが解けかかっていますよ。」 そう言って、ジェイドはアニスの髪を直した。 「これで大丈夫です」 「ありがとうございまぁーす」 これで、終わるはずだったのだ。紅い髪のお坊ちゃまが口を開いたりしなければ。 「なぁジェイド」 「なんです?」 「前から思ってたんだけど、ジェイドってアニス大好きなんだなー。ロリコンなのか?」 ぴし。 「る、ルーク、お前何言ってんだ…」 空気が凍ったと思ったのは、おそらくガイだけではない。その証拠に、ティアも顔を引き攣らせている。 分かってないのは王族2人組だけだ。 「何って、だからジェイドがロリコ…… 「エナジープラスト!」 言い切らないうちに譜術が発動。もちろん発生源は死霊使いだ。 「だから言ったのに…」 「ガ〜イ」 こういう呼び方をされる時は、大概ろくな事がないのをガイは身をもって知っている。 「げっ…」 「おや、なんです?その嫌そうな顔は?」 「い、いや…。今回は俺に非はない… 「ガイ。主人の躾がなっていないのではありませんか?子供の過失は親の責任ですよ〜?」 「お、横暴だ!」 「問答無用!サンダーブレード!」 「ぎゃああああーー!」 (なんでルークがエナジープラストで俺がサンダーブレードなんだあああ…) ガイがルークを甘やかしたのを後悔したのは、これで2度目。(1度目はアラミス湧水洞) おわり。 <<重要なお知らせ>>@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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