【山ヒバ】 山本武という男は、優しい。 雲雀が言う我儘は、大概のことならば笑って、「しかたないのなー、ヒバリは」と言いながらも聞いてくれる。強い奴が好きだからと、恋人である彼よりも戦闘へと向かうことを選んでも何も言わずに送り出す。 「ヒバリなら心配ないだろうけど、気を付けてな」と、雲雀の無事を願って送り出す。 二人だけの時間でも、「キスしても、いいか?」「触ってもいい?」雲雀の意思を尊重する。 戦いの中ですら、勝負さえつけば、相手を必要以上に傷つけようとはしない。 しかし、そこで見せる鋭い目と、殺気。 それもまた、彼のもので。 彼の、山本武という男の奥深くには何があるのだろうか。 彼の全てを向けられたならその時に雲雀は何を感じるのだろうか。 知りたいと思う好奇心とそれを全て自分のものにしたいと思う独占欲。 優しさだけ向けられることに満足ができない。 「君の全てを見るには、きっと僕が僕であり続けるしかないんだろうね」 山本武が好きだという雲雀恭弥であり続けること。 山本武が、全てありのままを自分に向けてさらけ出すその時が来るまで。 そして、その時が来ても。 「僕は、僕であり続ける」 それが、山本武の好きな雲雀恭弥であるならば。 「今、見えている君だけじゃ、僕は満足しないから」 【優しい君だけじゃ、物足りない】 ツイッタ―で流したやつ。 01:23 コメント(0) [コメントを書く] <<重要なお知らせ>>@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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