discography

【「Fairy Tale/Cool Mint」(1996)】
「Fairy Tale/Cool Mint」(1996)

A面
@Faily Tale
B面
ACool Mint

ちょっと記憶が曖昧なのですが
僕はこのカセットシングルを
1995年の1月に録音したとばかり、
思い込んでいたのですが、おそらく
手元の最後の一本のケースを、10数年ぶりに開けてみると、付属の歌詞カードには、録音日が1996年1月7日
と書かれていて、しばらく考えていると、ようやく記憶がつながりました。そうそう95年1月に、僕は世田谷区経堂の喫茶店で働いていたのですが、96年1月には、港区六本木のCDショップで働いていたのでした。

で、この歌詞カードをどんなものに
しようかということを、仕事の昼休みに、六本木六丁目の小さな公園で
ぼんやり考えたのを思い出しました。
この可愛らしいデザイン(何を意図していたか、尋ねたはずだが忘れてしまった!)は、以前「少年のうた」
を応援してくれていた高校生のサブちゃんというニックネームの女の子がいて、そのサブちゃんの友達の
「さいとうまい」さんというやはり
当時高校生の子が描いてくれたもの。

1995年の印象が強いのは、当時のライブでは、必ずと言っていいほどに
「Fairy Tale」を演奏していたからだと思います。曲自体は94年末には出来ていました。「Cool Mint」は「少年のうた」の解散直前のレパートリーの中に既にありました。

95年は忘れることのできない
阪神大震災の年、地下鉄サリン事件の年でした。混沌とした世紀末的な雰囲気が時代を覆いはじめていました。歌詞を書いたのは94年ですから
まだ何も起きていない段階でした。
ただ自分が再びソロとして、東京でやっていくんだ、という気持ちはありましたから、その荒地へ踏み出す気分が歌詞に現れている気がします。フジゲン(フェンダージャパン)
の現在も使っているテレキャスターをマーシャルアンプにつないで、録音しています。ギターの弾き方も、どこかウキウキしています。しかし
躁状態という感じもします。なぜならこれから1年経たない内には、このようなテンションは鬱々とした状態に代わっていきました。ポジティブな言葉の羅列が、だんだん逆に悲しく虚しいものに感じるようになり、
97年1月のライブを最後にもう歌うの
を止めた曲です。
「Cool Mint」は歌詞に世界の終末という言葉が出てきますが、この曲では現在でもよく試している手法、
つまり「暗い、きつい言葉を、明るい、わかりやすいメロディに乗せる」ということの習作ですが、
当時J-WaveのFMの番組のアマチュアミュージシャンの音源紹介で一度だけ放送していただいたことがあります。ゲストのアーティストが感想を述べるという企画で、フライングキッズの浜崎貴司さんが一言、「爽やかですね」と言ってくださった。
他に言いようがないでしょう。今部屋の中で自分で歌っても、残念クオリティな曲です。


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