discography

【Libido(1996)】
Libido(1996)

※カセットテープ作品
現在ダビングできません。

A面
@Libido
A雨の日
B曇りの日
C放火
D誘拐犯人の歌
E健康と幸せ(法の華)
B面
@トイレタイム
Aやりたおせ
B性欲
CLibido再び

新たに画像アップしたのは
チャールズ・ブコウスキー著
「くそったれ、少年時代」
(原題:Ham on Rye)中川五郎訳、河出書房刊のカバー写真です。

当時僕はこのチャールズ・ブコウスキーという作家の本にはまっていました。

一番影響を受けたのは、表現方法というか、言葉の生々しさです。初めて読んだのは、「街でいちばんの美女」という短編集で青野聰さんが訳していたもの、「くそったれ〜」は中川五郎さんの訳ですが、言葉のむき出し感、生々しさは変わらないのできっと原著が既に生々しいのは
想像がつきました。ブコウスキーは
ただ生々しいだけでなく、徹底的に
負け犬を主人公にしているのも特徴的です。彼自身が老年期までフルタイムの作家、詩人でなく郵便配達人など様々な職を転々としたり、好きな競馬などのギャンブルで破産同然の生活をしたり破天荒なこと、この上ない無頼な作家です。しかしクラシックが好きで、ロックが嫌いとか、自らを崇拝するヒッピー世代の若者を小馬鹿にするなど、とことん
反骨の人で、あまりに偏屈で笑える人です。

ちょうどLibidoを作るころは
もはやFairy Taleや僕が風を起こす、などのやけくそなポジティブ思考な
歌詞に完全に行き詰まり、自分の作風のなさ、浅さに絶望感を感じていたころ、90年代のオルタナ・ロック
というのは、人間の駄目さ、後ろ向きな部分、破滅願望から目を背けないことこそ、大事という価値観でしたから、余計に自分の歌詞がふわふわ浮ついたものに感じたのかもしれません。

それからブコウスキーなどを読み、
少しリアリズムを意識した歌詞を
書くようにトレーニングしてみました。「雨の日」「曇りの日」「放火」「誘拐犯人の歌」「健康と幸せ」「やりたおせ」「性欲」はすべてその作風のもの、現在の「くらげ」などの歌詞はこのころの作風が
下地になっているように思います。


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