diary2

2023年5月21日(日)
【5/21 (「6・19」を止めた理由 その8)】
https://www.chosyu-journal.jp/heiwa/26529

「免れ得ぬウクライナ戦争への当事者性――広島に集うG7のリーダーたちへ 東京外国語大学名誉教授・伊勢崎賢治」

5/21 (「6・19」を止めた理由 その8)

ちょっと話が逸れます。
でも大事な関連性があります。
もしよかったら上に貼ったネット記事を読んでみてください。
広島のG7サミットとウクライナ戦争との関係についての記事です。

かつてライブ8という国際的な音楽イベントがありました。確か2005年だったかな。アフリカを中心とした発展途上国、債務国の対外債務を放棄するように債権国である先進国の首脳に訴えるという活動をしていたU2のシンガーのボノとボブ・ゲルドフが同じく彼らが関わった「ライブ・エイド」の20周年の年に、G8の首脳会議が開かれるタイミングを選んで開催したイベントでした。

このイベントは日本ではやはりライブエイド同様それほどでもなかったけど、欧米やラテンアメリカなどではかなりのインパクトを与えました。そして実際G8の首脳達にもメッセージを届ける結果になりました。途上国の債務をある程度ではあるが、放棄するという先進国が現れていきました。

なぜG8だったのが今はG7なのか?
そこにはロシアが入っていたからです。ロシアが2014年にクリミア半島を軍事的に占領したことで、G8を除名されたので8が7になったのです。

今回広島市でG7の首脳が集まって国際会議が開催され、マスメディア各社は岸田首相と日本政府へ媚びへつらったような提灯記事を一面に大々的に報道しています。しかもゼレンスキーウクライナ大統領まで呼んで、ロシアの侵略戦争を非難する。核のない世界を、などとまるで核兵器を使うのがまるでロシアだけなのかと言わんばかりのメッセージを発信しています。

僕は全く評価できません。
G7には沢山の核保有国が居ます。世界最大の核保有国であり、唯一他国の市民を核兵器で大量殺戮したアメリカの大統領もいます。核兵器のない世界をと広島サミットが訴えるなら、なぜ被爆国の首相は、アメリカ大統領にもっと原爆投下についての発言を求めなかったのか、被爆者と面会すべきなのはアメリカ大統領であり、その行いをどう釈明するのか、それすらない「核兵器のない世界」への宣言など茶番でしかありえないと感じました。

ましてこれから日本は反撃能力を持つという言葉を使い、将来的の核保有すら完全に否定しない国防政策に転換しました。(非核三原則は堅持しながら、と言いますが、では新たに配備するトマホークミサイルには核弾頭は搭載できないのでしょうか?できますよね。沖縄の米軍基地の弾薬庫に核弾頭はありますよね?南西諸島の自衛隊基地の弾薬庫に本当に核兵器がこれから先運び込まれないことは断言できるんでしょうか。岸田首相は敵に手の内を明かす恐れがあると国会で答弁拒否していましたね。)

あまりにキナ臭い岸田首相がどんなに平和のリーダーを気取ろうが、G7サミットはやるべき事を全くやってないと思います。本気でウクライナ戦争をやめさせようとするなら、ゼレンスキーだけでなく、プーチンも招くべきでした。そして停戦に向けて双方の歩み寄りを求めて、そして一番重要なのは、G7がウクライナ戦争へ兵器を供与することも止めることを含めてロシアと話し合いをすれば良かった。

それがなされてこその広島サミットの意義はあったのではと思います。
テロ対策と銘打って、政府や岸田首相への反対デモなどは厳しく取り締まりを受けました。そしてサミット実現やバイデン大統領に来日してもらうために日本政府はまた裏でどれだけアメリカや他のG7の参加国に対してどれだけ謝礼としてお金を払っているのか、これから払うのか、とても怪しいと感じます。

たとえば今年「6・19」をやるなら
僕はこのことこそ大切なテーマとして取り上げてみたいと思います。
日本が、明らかにウクライナに肩入れしながら、必要なら軍事支援すらできるように法整備を進める中で、関わろうとしている、もはや戦争放棄の憲法に縛られている国であることすら勝手に無視している、そんな憲法違反の政府の姿勢を評価するような意見の人と、昔の空襲についてのみ、現在の政治についてはコメントしないような、立場のイベントをやる気は全く感じないのです。ということはこれまでのように、考え方が違う人も拒まずに参加してもらうという「6・19」の基本姿勢を僕自身が守れない。もう耐えられない。

誤解を避けるためにきちんと触れておきますが、今年友人のミュージシャンであるウエムラ×ケンジさんが「6・19」を主催します。そして天神の浄土真宗光円寺では空襲戦没者追悼非戦法要が行われます。
どちらの主催の方々も、よく知っている人でウクライナ戦争に対する日本政府の姿勢や軍拡を厳しく批判されていて、おそらく表明されると思います。

僕はどちらの主催者の方も強く支持しています。

僕が「6・19」をやらないのは、こういう政府の特に国防や戦争に対する姿勢に抗議することに、これからは直接参加してみたい、音楽イベントを主催する代わりに、そのように活動してみたい、そう考えるからです。


5/21^22:07
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