diary2

2023年5月24日(水)
【5/24 「6・19を止めた理由、そしてなぜホームページも終了するのか (その1)」】
5/24 「6・19を止めた理由、そしてなぜホームページも終了するのか (その1)」

2014年に「6・19」に関心を持ってもらうために年明けから直前まで、毎月小さな企画ライブをやってみようとしました。
結局毎月は無理だったのですが、3月と。5月にプレイベントとして2つの企画ライブをやりました。
1つは「頓田の森(トンタの森)で会いましょう」という企画、もう一つは「69years」というもの。

頓田の森事件という悼ましい出来事が
福岡大空襲の3カ月前に、福岡からすぐ近郊の甘木朝倉地域で起きていたこと。このことからふと気付いてみたら、1945年の日本では、3月10日の東京大空襲あたりから、ほぼ数日ごとに全国いたるところがアメリカ軍の猛爆撃にみまわれるようになります。それと同時進行で沖縄諸島で沖縄戦が始まり、この一連の全土空襲のとどめを刺すように広島と長崎への原爆投下が起こりました。沖縄戦で20万人、本土空襲で45万人、原爆投下で25万人が殺されたといいます。

これらの一つ一つの空襲や攻撃作戦が
互いに連携した、あらかじめ計画的に作戦立案された無差別な大量殺戮だったことに改めて戦慄してしまいました。「6・19」をやること、それは自分の手でもう一度自分の国、自分の出身地、自分の家族の歴史を調べ直してみるという行動が必要でした。

なぜかというと、僕にはどうしても乗り越えたい、くつがえしたい偏見があったのです。
「戦争は戦争体験がない人は語るべきではない」という偏見です。
戦争体験がない人は、戦争とは関係ない人、という極論です。

これがまかり通れば、第二次世界大戦の戦争体験を持つ人はもうほとんどが超高齢化してわずかしか残っておられない。そのひとたちが絶えた時点で誰も語れなくなる。

そしてあの戦争でも、ウクライナ戦争に至る全ての戦争で、戦争は無差別に被害者を生み出してきました。
都市の空爆をとっても、爆弾で怪我した人は関係者で、たまたま落ちなかった場所に住んでいた人は無関係だと、誰に言えるのでしょうか。

福岡大空襲がミサイル攻撃などの形でまた再び起きたら、福岡市民で無関係な人など誰もいません。

1944年から1945年にかけての日本の領土で戦場にならなかった地域は数えるほどしかないと思います。
つまりどこに暮らしていても、僕たちの先人たちは戦争による死の危険と隣り合わせだったということが、

政府のプロパガンダに満ちた現在のメディアを介さないやり方で、自分で調べていく営みの中で学ぶことができることがわかりました。

「69years」でやりたかったのは
戦後69年目だったその年に、69年の歳月がいかに僕たちから戦争の記憶を奪い取っていったか、忘却に慣れていこうとしているかを提起すること。


本当なら、5か月のマンスリー企画として他にも、憲法改正に反対するための武力不保持と非戦のビジョンを
「武器よさらば」という名前のイベントでやりたかったし、日本に暮らすアジア系の人々たちや日米安保のパートナーであるアメリカの人などと一緒に、過去の戦争と将来の平和を考える「ひととひと」
(person to person)というイベントの構想もありましたが、アイデア倒れに終わりました。

しかし形を変えてこれからも追求してみたい企画ではあります。

さてこのような学びや気づきやら
一方で自分の行動力や人間力の弱さ、やら様々なことを考えさせられる
「6・19」をやりながら、僕は仕事で生活費を稼ぎながら需要のない自作曲による音楽活動を、趣味として、継続してきたわけです。

普通アマチュアミュージシャンとしてやるべきことは他にあると言うか、もっと音楽的なキャリアを積み重ねて、限りなく脱アマチュア化を目指すべきなのかもしれません。
たくさんの人がそうしているような気もしますし、

むしろ趣味だと割り切っている人は
自分のパブリックに対する意見や、政治的なメッセージを封印して、娯楽に徹しようとしています。

でも僕はどっちのやり方も、自分のやりたいこととは、相容れないと、だんだんと確信するようになりました。
音楽をやるのは自己を表現することで、その中で僕は音楽か否かより、自己表現か否かをより重視していることを自覚しました。

ミュージシャンになるとか、イベントの仕掛け人として世間に認知される、ことは僕の目的ではないということも
はっきりしてきました。

ある意味でこれからは
「岡村釦」と名乗ってアーティスト活動(活動ごっこ、という気もします)
にこだわることは要らないんじゃないか、むしろこれからの活動内容によっては匿名性を大事にした方が動きやすいんじゃないか?
などと考えるようになってきました。

新しい自分の活動方針を考え、活動報告をしたり、誰かと語ったりするのは
また新しいプラットフォームを適当な時期、適当な段階になったときに開設する方がいいのではないかと考えています。

僕がそういう風に新しい展開を
めざしていることを
狭いながらも周りの皆さんに
お伝えするためにも

一度これまで続けてきたホームページを終了することが
わかりやすいアクションではないかと
考えた次第です。

(長文になりすぎましたね!お読みくださった皆さんの内、一人でもこの文末まで、たどり着かれることを願っています!)


5/24^16:41
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