diary2

2023年5月25日(木)
【5/25 「6・19」を止めた理由、そしてなぜホームページも終了するのか (その2)】
5/25 「6・19」を止めた理由、そしてなぜホームページも終了するのか (その2)

前回。「岡村釦と名乗っての音楽活動」を「音楽活動ごっこ」と書いたことはひょっとしたら読む人によっては、ちょっと嫌な気持ちにさせることになったかな、と思いました。

僕はごっこという言葉、むしろ良い意味で用いました。
振り返ってみると、僕は同世代の多くと同じように、バンドマンに、アーティストに憧れて自分もそうなってみたいと思ったひとりでした。

これってあの当時は当たり前の事であったし、あの当時に限定しなくても、それより昔の時代も、その後の時代も、そうやって音楽活動を志し、音楽業界を目指すのは、常識だと思う人もいらっしゃるかもしれません。

でも僕はそれが全ての道なのかというと違うんじゃないかと、ある時期から疑問を感じまして、そしてこのような若い人の自己実現の欲求が、ひとつの就職活動へ矮小化され、ビジネスの競争社会の新陳代謝の促進と、その挑戦者たちの冠レースのような商業主義に則った仕組みに喩えられる考え方自体が、ナンセンスで、本質を逸脱した考え方だと、とても資本主義的な、セコい考えだという自分なりの結論に至りました。

音楽を志すことイコール音楽業界を目指すことというロジックにならえば、一番たくさんレコードやCDや音楽配信など音楽ソフトを売ることができたアーティストが、一番偉大なアーティストで、
ライブをやっても誰も聴きにこないし、音源を制作しても誰も買わないアーティストやバンドは、全く才能がない、ということになりますが、僕は自信を持って、それは完全な認識不足で、一方的なミスジャッジで、そういう判断を下すような基準の持ち主には、音楽の良し悪しを測る物差しがないのだとしか言えないです。

つまり何が言いたいのかと言うと

音楽を発表する活動を
行うスタイルは別に
フリースタイルで構わない。
100万人がいるなら100万種類のバラバラなやり方がある。
そういうものだ、ということです。

いやそれは違う、じゃあ何故に世界中に、アーティスト活動を正規の方法に準じて続けている人が今もたくさん存在するのかという、反論に答えるならば、それは
そういう正規の方法にこだわる人は、
いつかは憧れの音楽業界のレジェンドと同じ土俵で近づくことにこそ、自分のやりがいを持っているからでしょう。

でももうそこに意味を感じない人から見たら、どうでしょうか?
自分の活動姿勢が周囲からどう見えているかなんて、それは見たままに見て、評価したいように評価してくれ、
でもそれを相手にする暇はないよ、という答えになると思うんですね。

ライブや歌を気に入ってくれる人は
いかなる方法論でどんな土俵に立っていても、いるし、気に入らないと言う人もまた同じようにいるでしょう。
ありのままを見て、ありのままをほめたり、ダメ出ししたりしてもらえばいいのです。
何を目指しているとか、何を背負っているとか、付加価値で判断してもらう必要は無いんです。
そういう価値観の人にもこれまでも何人も出会ってきました。

僕に評価できる部分が見出せない人は、存在を無視しようとします。
視界に入らないように話したりします。でも僕はそこにある種の気遣いを感じます。「きっと(僕と)話したら批判になったり、ネガティブな言葉を使うことになるかもしれない、そうすると相手も嫌だろうが、自分も楽しくない。楽しみたくて来ているのだから、(僕と)関わらないようにする。」そんな気遣いです。

喧嘩を売ってくる人に比べるとずっと優しい。中には喧嘩を売ることで僕に何か欠けてるものに気づかせようとする人もいて、それも思いやりなのかもしれません。精一杯寄り添ってみれば、そう受け取れます。
人前で歌うという行為は、知らない人同士が顔を合わせる場で行われるものですから、色んなことが起きますから。

でもそういう人達とは違う、目線でライブを観たり、歌を聴く人がいます。
たしかにいます。
ちなみに聴く立場のときの僕もそうです。
歌う人の性別も、年齢も、国籍も、音楽歴も、技術的な練達度も、今までの実績も、それがある人もない人も、フラットに、ただ目の前でステージに上がって緊張しながらも必死に表現している人、
その歌や音楽を、真剣に聴く、ライブを観ます。

そうすると色々な雑念やしがらみを超えて、シンプルに心が震えるような
歌や歌い手に出会えました。

そんな人は数は少ないけど
どこにでも存在します。
そう信じて
ライブ活動を続けてきました。


どうせやるなら、楽しみたいし、責任は自分で取りたいし、最終的な自己評価が、楽しかった、やってよかった、で終われることこそが、一番大切なことだと今の僕は考えています。

別に悟りを開いたわけでも、世捨て人になる気もありません。
読んでくださっている貴方より、深いことを知っているとマウントを取りたいわけでもありません。

ただ控えめに言っても、人生の大半を費やして取り組んできたことは、僕の場合、他にないので。(あるのはありますが、それは自涜行為くらいですね。)

その価値が、金銭的な成功や、ショービジネス的な物差しや、したり顔の評論家面する人達の評価や、SNSのいいねの数で決められるのはあまりにもさみしいのです。

5/25^15:45
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