diary2

2023年5月26日(金)
【5/26「6・19」を止めた理由_(その11)】
5/26「6・19」を止めた理由 (その11)

そろそろこのとりとめない文も終わりにしなきゃなりませんね。
2014年にスピンオフ的に立ち上がった
「頓田の森(トンタの森)で会いましょう」はBlowin' new soulでコロナ禍を挟んで今年まで続けてきました。
「6・19」は2015年はgigi、2016年はDeja-vu、2017年のキャバーンビートで10周年でした。さて10年を超えて、何か劇的に良くなったか?残念ながら全く逆に人の集まりとしては規模を年々縮小していきました。

ウエムラ×ケンジさんに参加してもらったことは一つの転換点になったと思います。それまでは福岡大空襲にも、過去の戦争と現在、近未来の安保問題や改憲の危険性とリンクして考える、僕と認識を共有できる人は残念ながら居なかったので、その意味でウエムラさんが元々持っていた問題意識と「6・19」はちょうどよく噛み合ってくれたようです。

僕の中では改憲や再軍備拡大へ向け着々と進んでゆく安倍長期政権の中で、もはや立て板に水という感じで、手ごたえがない状態で続けている「6・19」に対する手詰まり感に年々苦しみました。2017年には自分が病気で入院したこともあり、いつまでも続けてはいけないだろうということ、そして政治が次の戦争を将来の選択肢にするような国に完全に作り替えられていく状況において、そうなったあかつきにこのイベントをやる意味はどれだけ残るのか、そう考えるようになりました。

幸いに病気は快癒して、ウエムラさんとは新たに旧十五銀行地下室の事件という、福岡大空襲におけるシンボリックな惨劇についての楽曲を互いに競作したり、福岡大空襲の歴史的な細部やあやふやなデータの部分を過去の文献をきちんと読み込むことを通して学ぶことを、共にやりながら、戦後40年に福岡大空襲についての決定版となった「火の雨が降った」という証言集を編さんした方にインタビューをしてもらったり、よりきちんとしたものを伝えていくことに、同時に自分たちも常に頭の中のデータを更新していけるようなイベントづくりを目指しました。

ウエムラさんとサニーさん、そしてもう一人Blowin'で政治の右傾化に警鐘を鳴らすようなメッセージを込めた曲を歌っていたMoggyさんと一緒に
過去にアイデアだけ放置されていた
「武器よさらば」をユニットの形で
それぞれ反戦のメッセージを込めた曲を持ち寄りそれだけを組み合わせて、統一感のあるコンセプトアルバムみたいなライブもやってみました。

このようにウエムラさんが参加してからは、内容的には常に前向きに充実したものをお見せできたのではないかと考えますが、いかんせんイベントの求心力がなくなっていったというか、過去の戦争から学んで、将来戦争を起こさないようにするというメッセージの求心力が揺らぎはじめたと思います。

というのも政府や防衛省、メディアの狡猾なところは、日本国民が「二度と戦争を起こさない」と考えてきたことを、利用してというか、論理を捻じ曲げて、いや日本人が戦争を起こさないようにしていても、近隣の国が攻めてきたらどうする?というような威かしを使って世論を誘導していきました。

この世論誘導がボディーブローのように
日本人の安保問題に対する評価に影響を与えています。そしてそれが効果を上げるほど、かつてのように戦争を起こさないようにと訴えている「6・19」も、僕のような立場からの主張も共感を得られなくなってきたように思います。


5/26^08:08
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