2019年3月28日(木) 【3/23(その5)】 3/23(その5) sunnyさんは たくさん曲を書いてる。 最初の印象のひとつです。 いつからか 負けずに僕も書きたくなった。 もちろん印象がたくさんある人で 普段の仕事がわからない人、多趣味、多彩な人…たくさんの顔。 あれはまだsunnyさんの存在を知った時期、 天神にある農民会館という古いビルで 開かれていたアートイベントに たまたま足を運んだ日に そこで何やら紙をくしゃくしゃにして カンバスに貼り付けてアート作品を作ってる人がいて、それがsunnyさんで、しかし背後にはおそらく奥様であろうモデルの女性を様々に撮影した写真作品が壁面に並べられていて 声をかけた僕を認知したのか、同行していた友人を認知したのかわからないが、無料のCD-Rをはいっと手渡してくれた。オリジナル曲がずらりと入ってる。たしか2009年か10年の。 持ち帰って聴いてびっくりした 不思議な曲ばかり、ピンクの小さなゾウやバッファローの娘、鎖骨に花びらをつけた異国の海辺の少女… あの日に、僕は了解した。 あ、このsunnyさんて人は、音楽、アート、写真などなど、どれかひとつだけじゃなく、どれも全部がやりたくなる人なんだ!と。それはほぼ10年の年月の経過した今も変わらない認識。 だからsunnyさんに何かを頼むときは、何が一段落したタイミングを狙って、なんて思うとだめです。 切れ目なく何かをやってる人だから。とにかく声をかけて頼む。 すると忙しくてもだいたい付き合ってくれる。ほんとに頭が下がります。 「ごめん。忙しくて無理だ」とか 言われたことがないです! 僕はこの12年間、ずっと 「戦争反対」のイベントを主催しています。 メッセージ前面に押し出したりはしないが 心の底からそう思ってやっています。 だけど僕自身より sunnyさんは戦争をモチーフにした曲をたくさん書いてるような気がします。 だからsunnyさんと二人でお互いの曲を半々ずつやるユニットを組むアイデアを考えたとき それは「武器よさらば」でしかあり得ないだろうと直感しました。 sunnyさんには百人を超えるような、素晴らしいコラボレーターがいます。 熱い魂のほとばしるライブをぶっとばすなら 高橋プランクトンくんと一緒にやる方がいいでしょう。 おしゃれで綺麗で でも気合いの入ったシンガーソングライターと組むならこさいみなみさんと 組むほうがいいと思います。 でも実はsunnyさんがオリジナル曲の多くで歌ってるポリティカルで社会的な、反戦歌やラジカルな曲を 一緒にやるなら、たぶん僕と組むのが一番いいと… と僕は勝手に決め付けて(笑) オファーしてみました。忙しいのも、体調が優れてないことも、わかった上で… 一昨年の「6・19」に出ていただいたときもすこぶる不調で倒れそうな中でライブをしてくださり、無理を頼んでばかりで本当に申し訳なく思っています。 だけど3/23を振り返って改めて うまくいったと思っています。 sunnyさんと僕のポリティカルソング、プロテストソングのチーム。 これまで何回かコラボさせていただいたけど、これが一番手ごたえを感じました。 (だから実は6月にまた演ってもらう オファー済み(笑)鉄は熱いうちに。) 「武器よさらば」3/23の セットリスト (楽曲解説はあくまで僕の解釈に過ぎませんが…) 1 憶えてる(釦作曲) 頓田の森のことをずっと憶えてるよと 言いたい曲。 曲の雰囲気はオアシスのビートルズっぽい曲。三連ストロークが弾けてない。 2 アイムソーリ(sunnyさん作曲) 日本をだめにしたソーリか逆ギレする ロックンロール。 3 トンタの森(釦作曲) 「トンタの森で会いましょう」の全てのきっかけの曲。 雰囲気はたぶんUB40とthe police ずっとひとりで演ってる曲だけど 今回sunnyさんのギターの力でようやく完成できた気分。 頓田の森の悲劇。人は子供たちを森にいざなった先生の判断を責めたり、爆弾を落とした爆撃機の乗員をせめたりします。だけどそれこそ「木を見て森を見ない」ことじゃないでしょうか。 軍事基地、爆撃機、空襲それらの悪を言うなら、それよりなぜ僕たちは国家に戦争を許したかを問い続けるべきじゃないかと思います。 4 ビューティフル(sunnyさん作曲) 名曲。闘って叩かれてうずくまった アーティストへの渾身のエール。泣きそうになる。オーティスやパーシー・スレッジのサザンソウルバラードの雰囲気で。 5 武器よさらば(釦作曲) ミサイルを、戦闘機を、空母を、核武装のために、原発の技術と核燃料サイクルを。国を守る、民を守る、全部嘘。自分たちの地位とカネを守るために、みんなを死地へいざなう。いまの日本の一番いらないもの、さよならしたいものの曲。 6 PKO(sunnyさん作曲) ソーリや政府の嘘に命がけで奉仕させられる部隊の若者の曲。彼らは死ななくていい。恋人と幸せになるべきだ。 これもとても心にしみる曲。いろんな人のオリジナル曲の中でも屈指。 7 木が立っている(釦作曲) ピーポート甘木のシイの木の曲。 僕らがやってること、伝えようとしていることはきっとあの木のたもとにある小さな説明書きの看板の役割です。 薄っぺらい説明書き。だけどそこに書かれている記憶が失われたら きっと木もないがしろにされます。 アンコール 8 平成(釦作曲) 〜ハッピーバースデーMr.Sunny アンコールは無いと決めてましたから 「平成」は全くやるつもりなく、sunnyさんは曲を忘れ、僕は自分で書いた歌詞もわすれていました。 グダグダでしたが、最後にお客さんとKei Kumagawaのはからいで ハッピーバースデーの大合唱で 終わるという 謎の大団円となりました。 sunnyさんお誕生日おめでとうございました。 一緒にユニットやってくれてありがとうございます。 僕らはとことん理想主義の馬鹿でいきましょう。スペイン内戦のヘミングウェイ、キャパやオーウェルのように、ゲバラとカストロのように、ボノとエッジのように、釦とsunnyでいきましょう(笑)よろしくお願いします。 (その6、エピローグへ) 3/28^18:38 [コメントする] <<重要なお知らせ>>@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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