2019.4.28.鳥人間たち

set list

1 鳥になれない(new)

2オンナトオトコ(new)

3夏の闇

4 nukasero yarasero

( Kei Kumagawa is Dead.カバー)

5 天神

4&5フィーチャリング

高橋プランクトン(広島)オンギター

昨夜高橋プランクトンくんの企画「鳥人間 二羽目」

しみじみいい歌を聴いたイベントでした。お越しの皆様、DELSOL大庭夫妻、高橋プランクトンくん、素敵なライブを観せていただいた出演者の皆さんに感謝を申し上げます。ありがとうございました。

昭和から平成、20世紀が21世紀へ。そんな移り変わり。バードマンハウスの存在は、僕にとっては、ライブハウスのまだなかった、90年代初頭の僕の馴染みのある北方とその後の変化の象徴でした。(自分も北九州を離れてしまったし)

出演者の宮野岳さんが、てれくさいけどバードマンハウスは青春だったとおっしゃってた。そんな世代の方々もいて、旧交を温める姿。しみじみいいなあと思いました。

僕も知り合いの「鳥人間」二人を昨日誘っていたのだけど、都合がつかず来れなかった。だけど彼らも懐かしい、面白い企画ですね！と喜んでいました。

僕にとって40代の音楽はもう20代のころよりずっと等身大だし、北九州もDELSOLも新しい出会いの場所だったりします。

昨日は昔住んでたころの北方周辺を思い出したりしたけど、もうあの頃の気持ちには二度と戻れないし、戻らないんだろうと確認した夜でした。

それに昨日のミュージシャンたちはきっとこれからもっともっと

いいライブして行く人たちだと思う。そんな夜。回顧的というよりこれから、を感じました。

ひとつだけ、とってつけた作り話じゃなくて

僕と軽音の仲間たちで

まだバードマンハウスになる前の昔のビリヤードかなんかの廃墟の前を

通り過ぎながら、「ここでライブとかしてみたいよねー」と語り合う日があったことは思い出した。あの頃の北九州、二度と戻れないんだなあ。

(当時を知る誰かに見つけられると照れ臭いが、僕は北九大のウィンドフォールズという軽音に在籍していました。色々な意味で中退したのですが。)

「鳥になれない」という新曲は、タイトルがなかなか決まらなかったのですが、1月に既に原形はあって、仮タイトルはリポビタンデイズでした(笑)。

思うような曲がなかなかできないもどかしさ、がテーマだから、「鳥人間」に出るにあたり、でも鳥人間たちみたいにはなかなか良い曲書けないという事で、タイトルをつけて歌詞を書きなおしました。

2曲目の「オンナトオトコ」は「鳥〜」と同じ1月の朝に鼻歌で作ったけど歌詞が決まらず。

オトコトオンナでもいいのですが、それだとフランシス・レイの有名なダバダバダ、で特徴的な曲があるから順番を変えました。

歌詞を考えてる途中で伊藤詩織さんが準強姦の被害に遭われた事件のことや、男性の育休や育メンのことについてのコラムをネットで見て、男性と女性との関係性について考えたりもしました。

昨日歌い終わった後に観に来られてたミュージシャンの方から「これはLGBTについての曲ですか？」と訊かれた。そこまで深く考えてなかったです(笑)と答えました。

たとえば赤ちゃんとお年寄り、男女の外見的な特徴がわかりにくいと思うのですが、だからヒトは同じ生き物なんだよなあと思ったというのはあります。

あまりにも長文ですが

ごめんなさい。すごく反省、反芻したことを1点だけ書かせてください。

出演者のかわづさんはご家族でいらしてて、まだ小さな子供さんを連れて来られてました。その前で僕はかなり性的な歌詞や残酷な言葉のある歌詞をどんどん歌ってしまいました。

確認していませんが

もし不快に感じられていたとしたら、お詫びしたいと思います。

だが、これはずっと以前からやってきた事でもあります。

僕は歌の歌詞の表現は直接的で、オブラートに包んだりしたくなくて

だけれど本当に心と体に害がある歌詞ではないと信じて歌っています。

そこにたとえ子供たちがいようが未成年がいようが、僕は歌を変えたりはしないようにしていています。だから歌えない場所もたくさんあります。もちろん当然の報いだと覚悟してやっています。

客層、顔触れで、選曲を急に変えたり歌詞を変えたりはしません。

色々な考え方があると思いますが、譲れない一点でもあります。

それでもこれからは子育て世代、家族と一緒にライブへ行くという出演者と共演する機会は増えていくと思います。だから出演オファーを頂いた段階で、自分が出演して問題ないか、同じような場面があり得るのか…もう少し慎重に検討してみようと思っています。