2019年11月22日(金) 【11/22】 The Whoが好きだし 1960年代のロックが好きだし 「アートロック」が好きだし TommyやQuadropheniaも好きだ。 それでもコンセプトアルバムの 「アルバムコンセプト」やらに 懐疑的な気持ちもずっとある 「ロックオペラ」というのにも 「ロックがオペラをやる必要」は 感じないし「A quick one」のまわりくどさより「Run run run」の直裁さがかっこよく思えた。ロックは「Gloria」(ヴァンのにしろパティのにしろ)の高揚していく瞬間だし、「In the city」や「White Riot」や「I wanma be your dog」のイントロの衝撃だと思う。 そう考えるといわゆる「アルバム」という概念も必ず必要ではないと思えたりする。 レコード会社と契約をして アルバム何枚出す、という時代があって、その時代のプロフェッショナルなアーティストたちは、アルバムに 様々な表現の可能性を追求したのだと思う。 でもアマチュアで いつ作品を作っても出してもいい どんな曲数で、どんな形態で 出しても自由だとなれば 果たして アルバムというものは成立するのか? 今回「リバーサイド」という作品集を まとめながら、ずっと考えていた。 アルバムとしてコンパイルするなら なにがしかのルールを決めた方がいい。同じようなテーマ別とか、単純に アコギとエレキ、ギターと鍵盤とか、 厳密に制作順に並べるとか。 しかし出来上がった「リバーサイド」は実はまったく混沌とした塊になった。2019年の曲がディスク1にあったり、2014年の曲がディスク6にあったりする。 強いて言うならディスク3は 僕の「6・19」で亡くなった人々や 「トンタの森」にいた子どもたちへの思いをつづった曲を集めているけれど 、そのような、戦争で失われてしまういのちについての憤りはそのほかの全曲にも僕の基本的な考え方として込められている。 結局これはアルバムじゃないなと思うし、ボックスセットでも、ベストアルバムでもない。 ただ「一つの塊の曲をCD-Rに 入るだけ詰め込んだもの」 ということでそれ以外のなにものでもない。 でもそれを聴いてくださった人が アルバムとして、楽しんでくれたり、 僕の音楽人生の年代記とみなしてくれたり、岡村釦のボックスとして見てくれるのも嬉しい。個々の曲を好きになってくれるのも嬉しいし、そのうち感想をもらうと思うけれども、録音、編集の雑さ品質の悪さを批判されるのも、反省につながる。つまりは反応は嬉しい。 たまたまこの雑文を目にしてくれて あーそんな考えで作ったのか! と思ってもらえても嬉しいし、 ぜんぜん知らずに 聴いてくださっても嬉しい。 聴いてもらうことは 僕にとっては 結局どう転んでも 嬉しいことなんだなと これを作って思う。 11/22^03:44 [コメントする] <<重要なお知らせ>>@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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