2019年12月24日(火) 【12/24】 僕の職場の毎年繁忙期である 12月下旬です。 極端にこの時期に 売り上げが集中する会社です。 この時期が勝負。 毎年この時期だけは なるべくライブも自粛しています。 僕はもう20年近く 同じ会社で非正規のパートとして 働いています。 キャリアの上積みになる仕事は 一切なく単純作業をずっとずっと。 老舗の食品メーカーなんで 穏やかな社風ですが 社員の気位も高く パートやアルバイトとは 見えない一線を厳しく 引く感じはあります。 蔑むような感情は 言葉尻より 目の表情に よく現れるので たまに なんとも苦々しい気持ちになることがあります。 (「リバーサイド」に収録されてる 「ヘドロ」という曲はそんなところから生まれました。) そのかわり最低限の月収と 割と短時間で残業の少ない仕事。 音楽をやる時間と資金を なんとか捻出できるのは ここの職場のおかげです。 責任の重い仕事を任されないので こちらも気楽に休みを申請したり できます。 もちろんいろんな不快な思いは 当たり前に甘受する必要がありますが。 居てもいなくても同じだ、みたいな 冗談にはいちいち腹を立ててはいられません。 長く居座っていると 実際そう言われても 仕方ない存在でもあるような 気がしてきます。 なるべく目立たず なるべく波風を立てず と考えて 入社当時から 必要最小限のコミュニケーションしか 取らないように してきました。 目論見通りになったような ただちゃんとした 人間関係を構築することを 放棄したような ざらざらした 後味の悪さだけを 日々繰り返しています。 入社して6年目くらいから ライブ活動するようになりました。 それまで以上に仕事は割り切って やるようになり 職場での時間より それ以外を大事にしてしまうように なりました。 早朝から夕方まで仕事して そのままライブというのも よくありますが 会社の人には ライブの話はしません。 聞かれても話をごまかしながら。 なるべく 仕事の後の 音楽の時間に 生活の軸足を 置こう。 そう決めておきながら バランスよく 会社の人間関係を 充実させるなんて 器用な真似はできません。 でもこの 状況がまともでないことも つくづく感じます。 音楽で知り合った人々との 関係の中で わかったような口をきいてしまう時 ふと自分の普段の仕事ぶりが 頭をよぎり 変な汗をかいたりします。 それにしても そんな人間をずっと 雇用し続けてくれていることに は恩義を感じます。 人生にはいろんな岐路があるので 僕も数回転職してきました。 明らかに 鬱に追い込まれるような職場もありました。 今でももしここ以外で またゼロから働くとしたら ものすごいしんどい思いをするだろうと思います。 つまり何が言いたいんだ？ ええっと 生活の柄みたいな？ 違うかな、 ディケンズのクリスマスキャロル みたいな？ 違います。 なんじゃこりゃ。 うーん なんにせよ 生き延びていかなければ ならない。 なんにせよ やりたいことを やり続けていくという 覚悟を揺らがせては だめなんで…すよ。 でもなんにせよ 仕事があることに 感謝しなければ。 12/2423:19 [ｺﾒﾝﾄする] ＜＜重要なお知らせ＞＞@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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