diary2

2020年7月25日(土)
【7/25(7/19のライブについて)】
7/19は中洲の
S.O.Ra.にて
豊田勇造さんの
前座をさせていただきました。
他にも
「ホックモン・クルング(6時半)」
「大文字」の2曲でコーラスを
やらせていただきました。

ステージにはボーカリストの前面に
飛沫防止のクリアボード。


豊田勇造さんは
今年でたしか71歳になられた筈。
50年以上の音楽生活。

終演後にちらっとお話しなさっていた
のだけど、今年の「コロナ禍」、正直なところ、ライブが再開できるまでにミュージシャンとして続ける事が厳しいかもしれない、という気持ちになったこともあったそうです。
大ベテランの豊田さんでも経験されたことのない異常な現象が起きて
二カ月半のライブ休止を経た
久しぶりの福岡公演。

初めて前座をさせていただいてから
10年。佇まいは変わらない。
むしろギターを弾いて歌い出すと
さっそうとして若返ったように見えます。

新しい曲がいくつもあり
変わらず旺盛な創作ペース。
長い歌詞を持つ大作も。
「コロナ禍」がもたらしたのは
災いばかりではなく
勇造さんに悲壮な感じはありませんでした。

この日も長年
福岡で、九州の各地で
豊田勇造さんのライブを応援し続けてきたコアなファンの皆さんが
来て下さっていました。
待ち焦がれていたという
気持ちが
会場を包んでいて
コーラスとしてステージへ
お邪魔した時に
客席の皆さんの表情が
生き生きしていていたのが
強く印象に残りました。

それが勇造さんにも
伝わっていたと思います。
いつも圧倒的な存在感の
どっしりしたライブの
印象が
この日は
一曲一曲を噛み締めるように
歌う喜びに溢れて
終始笑顔で
熱いライブ。

顔馴染みの九州のお客さんとの
再会の喜びが歌と演奏に
現れていたように
豊田勇造さんの曲は
色々な人の存在から
インスパイアされて
作られたものが多いので
この日も
いくつも印象に残る曲がありました。


画壇には評価される事なく
奄美大島に移住した晩年に
独特の作風で自然を描いて
没後にブームを巻き起こした日本画家を歌った「田中一村」。

休止期間中に
再読して作ったという
かつて大恐慌時代の
アメリカの貧しい労働者
トム・ジョードの一家のたたかいを
描いたスタインベックの代表作
にコロナ禍を生きる現代の人々の
姿が重なる新曲
「怒りの葡萄」。

かつて九州ツアーのライブで企画主催やバックバンドのベーシストとして
活躍し残念ながら急逝した大切な友人に捧げた
「大山君」。

京都とタイを拠点に活動する勇造さんが旅先のカンボジアの街のレストランで働く若者の姿に胸打たれて作られた
「マンダレーの若者」。

そして
ほぼ同世代で共にアジアに強い想いを抱いて平和を願う活動をしてこられた
故中村哲氏に捧げられた
勇造さんを代表する名曲
「花の都ペシャワール」。


その他全ての曲が
勇造さんと関わってきた
誰かの姿が、浮かんでくる
深く熱い情感に
満ちていました。
まだまだ歌い足りない
という感じの
豊田勇造さんの
久しぶりの充実したライブを
サポートのサックスプレイヤーの
円日耕也さんとお客さんと
一緒に体験できた事を
とても感謝しています。

これからもまだまだ
何回もライブを拝見してみたいです。

最後に
オープニングアクトの
セットリストを。

岡村釦
2020.7.19
1.煙の谷
2.パレスとロマン
3.フータンヌルカ











7/25^18:07
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