diary2

2022年11月18日(金)
【11/18】
読書メモ「ゾラ・ニール・ハーストン/ヴードゥーの神々」(常田景子 訳1999 新宿書房 刊)

原著(Tell my horse)は1938年に出版されている。

現在では20世紀前半を代表する、黒人女性作家として高い評価を得ている
ゾラ・ニール・ハーストン(1891〜1960)は民俗学、人類学の研究者でもあり、1930年代のハイチ、ジャマイカ へ訪ねて西アフリカの民俗宗教がカリブへと強制的に連れてこられた黒人の奴隷たちによって現地の風土や白人たちのキリスト教と習合しながら、
形成された「ヴードゥー」の信仰、習俗について調査したリポートであり紀行。

「エルズーリーの部屋の扉」
「アグウェタロヨ(水の神)を表す印」
「マルカーエのマンボ・エティエンヌ」
「ドラボー(旗)の前で儀式を執り行うフーンガン」
「剣とドラボーの入場」
「ジャン・ヴァルーのダンス」
「剣にキスするフーンガン」
「ロアが乗り移ったフーンガン」
「戦いの神、オグーン・フェレーユの祭壇」
「神の前に立つサブレール」
「ダンバラに供物を捧げるマンボ」
「パパ・ゲデの(馬)」
「マンボのマダム・ロメーン」
「ゾンビと化したファリシア・フェリクス=メントール」
「バロン・シミテールの祭壇」

現地でゾラが写した写真のキャプションを抜き出してみたけど、一体何なのかさえ意味不明だけれど、なんとも強烈なエキゾチックなものを感じさせる。

僕がこの本に興味を持ったのは、第2時世界大戦戦後、不遇のうちに亡くなったゾラ・ニール・ハーストンの文章の美しさを別の作品を見て知り、さらに読んでみたくなったこと、それとボブ・マーリーやピーター・トッシュ、バニー・ウェイラーなどウェイラーズのメンバーが生まれた直前の時代のジャマイカの社会の雰囲気を知ることができるかもしれないということ、このような信仰が根付いた地に新たにやはりアフリカからマーカス・ガーヴェイらが持ち込んだラスタファリの信仰がウェイラーズの音楽や歌詞にこってりと滲み出している、その理由の一端を知るきっかけになるかもしれないと
思ったから。
「get up stand up」や「talkin' blues」や「war」や「trenchtown rock」のような曲がどんな時代のどんな場所から生まれてきたのか、いつも聴くたびに考える。




11/18^20:36
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