diary2

2023年1月27日(金)
【1/27(その2)】
前回書いたような経緯で、「6・19」というイベントを始めました。
イベントの趣旨を理解してもらうことに苦慮しながら、イベントタイトルや長いスパンで考えての構想は平易な言葉にはしませんでした。そこは攻めていきたい。少しずつ理解してくださる方が現れるのを辛抱強く待ってみようという方針でした。

「6・19」というのは6月19日、昭和20年に福岡市がアメリカ軍(連合国軍)の空襲に遭った日。福岡市が一番深刻な形で戦争の舞台になった日で、すごく重要な日だと思います。この日付を
印象付けたいと思いました。イベントの名前を覚えたら、自然と空襲の日の日付も覚えてもらえます。

次にそれを僕のような福岡の地元のアマチュアたちがライブイベントとしてやるというスタイル自体に僕の伝えたいことも込めてみました。

その当時の共演してる若いアマチュアミュージシャンたちの中で、僕が不思議な感じがしたのは「メッセージソング」とか社会的なメッセージを音楽で発信することを厭う雰囲気でした。
彼らはよく「そういうのはアマチュアがやっても意味はない」と言い切ってました。成功した影響力があるアーティストがやることだと。

一理ありそうだけど、それはただそこまで考えてみることを面倒くさいと思っているからという気がしました。
アマチュアからメジャーに、成功するためには必要ないことだと思っていたのかもしれません。
でもそんな雰囲気があの頃の彼らのライブの音楽の表面的なもの、薄っぺらい感じの原因だと僕は思っていました。

「6・19」のような地元の歴史や社会的テーマにリンクした試みには、可能性があると思っていました。続いていくといろんな世代を巻き込んでいけるし、これはまさにドメスティックなもの。この街で音楽をやる人だからこそ
深く追求できるモチーフがあるはず。

僕はそんなことをみんなに感じてもらえたらいいなと思いました。
でもそれを言葉で説明しませんでした。じわじわと参加した人が体感できるものにしなければ、その共感も深いものにはならないからです。

15年経った今、残念ながらそうは行かなかった、というのが振り返ってみての感想で、それはまさに僕の創造性やセンスや演出力、宣伝力の欠如、イベントのオーガナイザーとしての資質の欠如に他ならないわけですが、やはり理解してくれる人は増えませんでした。

しかし細々と続いて行ったのは、数少ないけど、響いて、関心を持ってくれた人が現れたからです。そしてやがて
思わぬ形で発展したりしました。
それが「トンタの森で会いましょう」というもう一つのライブイベント。

今年の3月25日に開催するライブイベントの元の形になったものです。


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