2023年1月30日(月) 【1/30】 昨晩、箱崎水族館喫茶室という、以前から名前は知ってるけど、行ったことがなかった場所で、gn8mykitten さんのワンマンライブを観たんですね。 gn8mykitten さんをご存知の方、そうでない方いらっしゃるかと思いますが、こちらを貼ってみます。ご覧になることができる方はぜひ。 https://youtu.be/TlyZ9eNdw-4 昨年、この方のライブのスタイルに大きな変化がありました。 もちろんリリックをダダダダッとたたみかけて膨大な量の言葉の連なりが、彼の生のエネルギーの爆発的な輝きを 放つ部分は変わらず、弾きながらラップするエレクトリックギターのクリーントーンのサウンドやフレージングが、色彩感や緩急を巧みに、そしてより音楽性がわかりやすく伝わる効果を発揮するようになりました。 僕としては、初期の無伴奏ラップの形も好きでしたが、さらに良くなった、とても強い技を身につけることになったと思いました。 伝えたい気持ちの強さ、それを実践する活動への妥協のない真摯さ、その上で確立した自身のスタイルのオリジナリティは他の福岡のライブハウスで活動する人々ともう格段の違いを感じさせます。 こういう人が身近で活動している、皆さんに言いふらしたい、です。 彼の今年の活動は、昨年までよりステップアップして、独自の企画をマンスリーで展開していくようです。 何かいろいろ変えていくんだろうな、そしてそうすることに腹をくくって、泣き言を封印して突っ走っていくんだな、っていうのを昨日感じたんです。 いろいろ感動した曲はありましたが、「love,peace and VOTE」という 「紙に書いて箱に入れる、それだけで変わる世界がある」というリリックが強烈な曲がとても印象に残ってます。 僕はいまマイナス思考で考え過ぎている状態だと思いますが、これでは何かを変える風は起こせないんですね。 逆境からはねかえしていくためには、 覚悟を決めて勢いよく突き進まなきゃならない。 もう一つ最近すごくびっくりしたこと。 僕は昨年から没後50年経ったチリのフォークシンガー、ビクトル・ハラの作品を聴くようになり、彼が残虐な形で命を奪われた50年前のチリの軍事クーデターを色々調べるようになりました。 ビクトル・ハラが「ヌエバ・カンシオン」というチリの農村部や鉱山地帯の伝承歌や先住民族マプチェの音楽を採集して 新しい音楽と融合して発展させたグループに属し、そのパイオニア的存在のビオレータ・パラの流れを継ぐ人だったこと、そして政治的にもチリで初の社会主義的な格差是正政策を大胆に実施した左派「人民連合」のアジェンデ政権の成立を成し遂げた全国的な民主化運動の音楽面でのリーダーだったことを知りました。 しかしアジェンデの社会主義的な政策がアメリカの帝国資本主義の脅威だとしたニクソン大統領は、CIAを通じてチリ国軍のピノチェト将軍らによる軍事クーデターの後ろ盾となりビクトル・ハラなどたくさんの人民連合支持者が虐殺され、大統領宮殿を空爆までして、民主主義的に選ばれたアジェンデ大統領を死に追いやります。 軍事政権はアメリカ新自由主義のシカゴ派の学者たちの経済政策を取り入れて、貧富の差を極限まで広げて、その一方で一部の人だけが富を得る高度成長時代をもたらしました。 しかしすべての社会福祉を民間の利権にして、重い経済的負担を庶民に、高額な学費を若者たちに背負わせたツケは、ついに学生達の民主化運動へ繋がりました。 2011年からの100万人規模の反政府運動はチリ政府を動かして、そのリーダーの大学生たちの一人だったガブリエル・ボリックが昨年の大統領選挙で当選し、なんと36歳の若さで、アジェンデ大統領以来、の中道左派政権の大統領に就任したそうです。軍事クーデターから50年で国民が軍事政権から政治の主導権を取り戻したって凄いことですね。 政治なんかいくら関心を持っても変わらないなんて、言ってちゃダメだなと思います。世界には普通の人たちが政治を変える国があるんですよね。 36歳の国家元首は世界で一番若く、彼の政権メンバーは半数以上が女性たち、軍を統括する国防大臣には、アジェンデの孫娘マヤ・フェルナンデス氏をを任命したそうです。 南米には今、左派の民主的政権が次々と生まれています。 日本の政府も今みたいに、与党政治家のクソじじいたちとアメリカ従属の新自由主義で一部の大企業、金持ちばかりが肥えふとり、低賃金にあえぐ国民に重い税負担を押し付け、基本的人権を制限するだけの改憲を進めて、アメリカの戦争に加担し、軍事産業といまさら原子力産業の利権でぼろ儲けしようなんて馬鹿な道に進めば、いつか若い人たちを中心に倒されてしまうかもしれません。 いや絶対倒されなきゃと思います。 1/30^22:15 [コメントする] <<重要なお知らせ>>@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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