2023年12月11日(月) 【2023.12.11】 (最近読んだ本から) ※黙ってトイレをつまらせろ 一九七三年頃から、船本は意識的に「弱者」という言葉を使い出した。 「われわれの闘争方針の基本的観点は、「弱者」の抑圧の状況、特殊な生存状況を武器にして闘う観点であり、他の全ての階層の人民に対して、「弱者」の利益のために自己の生存状況を最大限武器と化し、飼主=国家に対して、ある時は公然と、ある時は非公然にかみつけ」ということである。だがそれは「弱者」が「強者」になることを意味するのであってはいけない。なぜなら「弱者」であるワシらのもろい側面の一つは、「弱者」であるワシらがもっと弱い立場にある「弱者」をいじめることによって、「強者」からの抑圧を解消しようとすることである。関東大震災のときの朝鮮人虐殺や南京の大虐殺を見よ!」。これを過ぎ去った時代の言葉と解することは、できないだろう。書店にずらりと並ぶ右翼本や、ネット空間や路上にあふれるヘイトの言葉。「弱者さがし」と「いじめ」の連鎖は、とどまることなく拡がっている。富裕者たちは、同士討ちの内ゲバ情況を高層ビルの高みから眺めながら、安堵を感じているにちがいない。(序 船本洲治、解放の思想とその実践/ 原口剛)より。「新版 黙って野たれ死ぬな/船本洲治」(2018 editorial republica 共和国 刊) 12/11^14:23 [コメントする] <<重要なお知らせ>>@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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