diary2

2022年8月28日(日)
【8/3(その6)】
8月はずっと
北九州市若松区にあり現在移転作業中
私立の歴史博物館
の「北九州平和資料館」と
今年オープンしたばかりの
北九州市立の
「北九州平和のまちミュージアム」
に訪れた話を、比較をしながら
書いてきました。

元々、平和資料館を北九州市に作ろうという声を上げた人々たちによって
作られた私立の資料館と、それから長い時間が過ぎた後に、官主導の、戦争の加害の側面になるべく触れないような暗黙の了解が感じられるコンセプトの元で開館した新しいミュージアムを比較した場合、どちらかといえば僕は新しいミュージアムに批判的な内容を
書いてきたと思います。

しかしまとめとして、最後に書いておきたいことは、それでも北九州市と北九州の市民は、平和資料館を設立したのだということ、これがとても大事なことだと思います。

僕は「北九州平和のまちミュージアム」を見学して、むしろこの施設の展示内容こそ、今の時代の大多数の人の認識を示したものかもしれない、という学びを得ました。
僕には不足している点が感じられますが、少なくともこのような内容を踏まえて次世代へ戦争のない時代をつくるための継承をしていくのでしょうし、それは大事な姿勢だと思います。


現段階で新しいミュージアムの展示内容に足りないもの、改善すべき点があるとして、それは市民の声によってよりよくしていける余地がありますし、
これからは北九州の平和教育はここを発信地としてより充実することもできる可能性を持ったということを感じます。

それは朝倉郡筑前町の「大刀洗平和祈念館」も同じくです。

さらに北九州では引き続き
「北九州平和資料館」が独立した形で
存続しています。維持管理は私立の博物館としてはとても困難なことで、たくさんの方に力を貸してあげてほしいと思いますが、この資料館により公の歴史観に縛られない、より謙虚で慎重な姿勢を学べ、被害者側の一面的な認識ではなく加害の側面もあったというようなバランスのとれた歴史観を深めることができると思います。

福岡県最大、九州以南でも最大規模の都市である福岡市が、この戦争の歴史の継承を大事にしていない現状をこそ
反省しなければいけないと思います。
できれば福岡市の旧日本軍西部方面隊本営がおかれた福岡城址や、中央区の旧陸軍墓地、その名も戦争の被害に由来する平和台や、福岡大空襲の被災地である博多区の冷泉公園や中央区の簀子公園付近にぜひ平和資料館を設立してほしいと思います。

そして福岡大空襲の象徴的な悲惨な被害を受けた旧十五銀行ビル跡地(現在の博多座付近)にはぜひ慰霊のモニュメントや説明板を設置してほしいと思います。

そういう請願の運動は福岡でも故川口勝彦氏などによって始まり現在も継続しています。しかし高島市政は全くその声を無視して、必要ないという立場をかえていません。

この現状をなんとか変えていきたいと思います。


8/28^15:27
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