2022年9月7日(水) 【9/6(その2)】 2022.9.04.「Hulot」飯塚市吉原町 (セットリスト) 1 風前の灯火 2 理由 (新曲) 3 まだ春日原 4 放生会 5 クラムチャウダーとコーヒー 6 自由自治元年(新曲) この日の出演者たち、僕以外の皆さん ・高橋プランクトンさん ・一二三慎吾さん ・梶原一泰さん ・中村圭志さん ・にしやまひろかずさん (実は昨日まで、この続きを書きかけていましたが、どうもうまく書き上げられないまま、結局また書き直すことにしました。) 前回、9/4の飯塚でのライブの会場入りするまでの話を書きました。 麻生商店(現 麻生グループ)経営の炭鉱への朝鮮人強制連行についての本を読んだこと、ボブ・マーリーやボブ・ディランのメッセージソング(プロテストソング)の話をしました。 なぜわざわざライブに行く時にそんなことしていたのか、これには理由があります。 9/4のライブで本当は 「炭鉱のマリス」というオリジナル曲をやるつもりだったんです。 ただこの曲の歌詞はもっとディテールを詰める余地があること、それを Hulotのライブでやったらどんな反応を生むか、色々思い浮かべてみた上で やるかどうか、決めようと思っていたんです。 3年前の初Hulotライブでも、実はギリギリまで「炭鉱のマリス」をやろうと考えていました。しかしやめにしました。後からなぜやらなかったんだろう、と思うこともありました。 同じように今年の9/4のライブの日も やるかどうか、考えていました。 これはもう出演オファーを受けた時点からずっと考えていたことです。 自分の中で「やるべきだ」という気持ちと、「やらない方がいい」という気持ちが葛藤していました。 筑豊炭鉱や炭鉱主たち、戦中の朝鮮人強制連行と、戦後の在日朝鮮人(韓国人)の近現代史は 特に平成以降、政府や与党のメディア戦略と、文部科学省の教育現場への介入などによって、大きく修正されてきました。当事者の炭鉱主であった麻生 グループ総帥の麻生太郎氏が与党の実力者として長く君臨する間に、炭鉱事業は、日本の高度経済成長を支えた原動力だった、危険な環境で低賃金で炭鉱労働者を酷使し、特に戦時中は中国人、朝鮮人を強制連行し、日本人労働者より安い賃金と過酷な環境の労働条件で働かせ少なからず死に至らしめたり、重傷の炭鉱事故の後遺症に苦しめさせた、というような負の一面は一切なかったかのような、修正主義がまかり通る中で、現在の国民の歴史認識を誘導してきたのです。 このような歴史認識の上に築かれた現在の筑豊地方に生きる人たちの前で、 僕が戦時中の加害の歴史をテーマに歌にしたものを、まるで糾弾するようなトーンでライブで披露したとしても 果たして共感は得られるでしょうか。 反感を買い、あるいは聴いている筑豊の人に、自分たちがバッシングされているような感じを与えないでしょうか。 そもそも僕はそんな目的の為に 「炭鉱のマリス」を作曲したんでしょうか。そうじゃないんです。 だから考えた末に今回もセットリストから外しました。 それはもう前回の記事の中で書いた、飯塚の街歩きをしている途中まで考えた末に決めたんです。 (さらに続きます) 9/7^14:12 [コメントする] <<重要なお知らせ>>@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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