diary2

2012年5月28日(月)
【石田徹也展を観ました。】
石田徹也展を観ました。

2006年に
31歳で
もうこの世を
去った画家の
九州で初の個展。

強烈なイメージ。

この不安感には
身に覚えがある

ご興味を持たれた方は名前をたよりに
インターネットで
検索すると
わりとたくさんの
画像がでてくる。

私のつたない文章では作品の雰囲気を
きちんと伝える自信がない。

しかし何故に
この生まれ年で
2つ年下の

しかしもう
鬼籍に入ってしまった人物の描く絵に
惹かれたのか…

やはり不安感を
視覚的に表現しているその力

その不安感は
1990年代終わりから2000年代の半ばまでの
作者の作家活動の
円熟期と

私自身の混迷した
漂流していた時期に
漂っていたあの
不安感なのだった。

石田徹也は
亡くなる前に
空っぽの絵の具箱
真っ白なキャンバスを前に茫然としている
男の絵を遺していた。
彼がなぜ
死んだのか
はっきりはわからないが
決して
自分の死を

作品とダブらせて
見てほしいと
石田は思わない
タイプの表現者だと思う。

私はもしも死後
生前の音楽活動の記録を
人に聴かれたいか
と言われたら
聴かれたくないと
答える。

私には
死後の評価など
死者には
知りようがないと
思うからだ。

死ぬ時に自我は
無に帰すると
思うからだ。

石田徹也は
まだ
描き続けていただろうと思う。

なぜなら
その
「何も描けなくなった人物」を描いた遺作ですら
それを
しっかりと
観る者の
意識に
焼きつける力を
発揮しているからだ。
夭逝したから
すごいと
石田のことを
思わない。

私にとって
尊敬する
アーティストたちの
何人もが
若くして亡くなっている。

いくつでなぜ死んだのかではない

何をしたのかに
おいて

私は
彼らを
尊敬する。









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