diary2

2014年3月6日(木)
【「見知らぬものが共鳴し、近づきあい、また離れていく、こと」】
昨日松本ケンジさん、弦智さんという
特にここ最近
仲良くしてくださっている
シンガーの方々と話しをしました。

3月26日の
「トンタの森で会いましょう」のことを出演者でもある松本ケンジさんと打ち合わせをして

大先輩のミュージシャンである
松本さんに、いろんな質問をして
しまいました。すると松本さんは
すごく丁寧に答えてくださいました。


そして昨年の「6・19」に
テーマである福岡大空襲と平和の
伝え方について大いに相談に
のってくださった弦智さんとは

今年の「6・19」のあり方みたいな話を、かなり深くつっこんで
させていただきました。

今日の意味深な日記のタイトルは

私なりの人間関係の捉え方
です。

家族、血族にならぬ限りは
友達、恋人も、ある時期に
なればお互いの違いに気づくとき
離れてしまうこともあります。

淡白だと感じられる方も
そうじゃないだろうと
思う方もいらっしゃるでしょう。

しかし私は
これは自然なことだと
捉えています。

分かり合える、別の人間関係を
また築いていく
ある年月が
違いを互いに受け入れる
心境の変化を生めば

一度は離れた同士がまた
歩み寄る。


「6・19」は戦争中の
人々の暮らしに
降りかかった災厄を
テーマにしています。

それは、一人一人が
戦争に対して
あるいは国防ということに対して
どんな姿勢でいるのか

その違いを浮き彫りにします。

どの考え方が
一番正しい、などという
安易な結論が出せるものでは
ないし、出すべきでもない。

過去6年のイベントの歴史で
様々な考え方と出会い
私とは異なる立場の方にも
共にイベントをつくる作業に
参加していただきました。

違いを感じる人とは
やはり距離を置いてしまっている
現状です。

それは今、お互いが進む道が
別々にあることを
意味していても
共に同じイベントを作った事実は
残ります。

私はそれでよいのだと
思っています。

やはり
このイベントは本来
私ではない別の誰かの主催でも
全く問題ないし
うまくいくのかもしれないと
思っています。

でも私はやりたいからやっています。使命感などこれっぽっちも
ない。

私がいつも大事にしているのは
これは「オカムラヒサシが主催
している6・19」であるし
あくまで私の考え方の影響下に
あるということ。

だからかつて存在したように
私以外の「6・19」がいくつも
あってよい、あって欲しいと
考えてきました。

「私の6・19」では
違う意見を取り入れ表現を変え
バランスのとれたもの
など目指していません。

私や、参加する人々の
それぞれの個人的な思い
考え方(思想という言葉は
私は嫌いです。)

をそれぞれに発信できる場で
ありたい

私の個人的なスタンスは

戦争を絶対悪として変わらない
と思います。

私は独身者で
戦後の民主主義というより
1960年代にロックミュージックを
中心に提唱された

「Love&Peace」
あるいは
「Peace,Love&Understanding」
という考え方に
理想を求めてきた者です。

一人一人の人間が
自由に生きることができる
世界、逆をかえせば
一人一人がお互いの違いを許し
認め合う世界です。

理想論です。それは自覚しています。

一方去年から
アドバイザーとして
関わっていただいている
弦智さんは

ミュージシャンというのは
自分のほんの一部で
家族を守り働くのが
何より自分の役割だと
考えておられます。

自分に繋がるすべてのひとが
幸せであるようにと
お考えです。

その立場からの
平和のあり方
国のあり方
反戦コンサートのあり方
(反戦ではない!と言われるかな?)

私とはやはり違うことが
改めてわかりました。

多分いままで以上に
互いの考え方の違いを
隠さずに
さらけ出して
つっこんで話した夜でした。

それでもお互いに
違う者同士が知恵を出し合うことに有意義を感じている

そんな話になりました。

おそらく
弦智さんが提案してくれたような

「全然違う考え方の人々をどんどん出して、そこから新しい方向を
見出す」という手法については

私は納得できませんでした。

このように世の中の流れが
傾いていく2014年に
それでは
流れに沿うものになる危険が
ある。

「私の6・19」が
そうなっては、もはや
やる意味を感じないのです。

しかし弦智さんと考えの近い人々の新しい「6・19」が
新しい平和の発信をやるなら
それはいいことだと思います。

だからひょっとすると
かつての出演者とも
そうであるように
私と弦智さんが
離れること
(といっても、
これからも同じライブに
出演したいし
同じテーブルを囲んで酒を飲みたいですが)


そんなこともあるかもしれない

でもまた共にやることも
あるだろう。

お互いの気持ちを
率直にぶつけあった
あとで

私が思った一部始終です。









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