2014年4月25日(金) 【Tooth&Nail】 Tooth&Nail 数日前の日記で 「ひいきの引き倒し」というのを 書いたのは ずっと憧れていたかつての 僕のフェイバリットの 日本のベテラン ミュージシャンのブログが 一部のファンによって 凄まじい嘲笑の的になっているのを見たのがきっかけでした。 どうもそのファンたちには そのアーティストが フリーランスとしての 比較的自由な境遇の暮らしの 反面、社会批判や 反差別運動への支持 被災地支援(彼らに言わせれば 震災ビジネス) をやることが許せない ということらしく アーティストは曲を作って 発表すればいい。 創作以外で社会的発言や批判を するのはおかしいということ でもあるようでした。 また私はがっかりしました。 日本のロックファンは ロックンローラーが 社会批判をするのも けしからんというのかと… 彼らはどうやら自分が 一般的な社会人であることを 暗に示すような書き方を してそのアーティストの 世間知らずさを揶揄したり 政治意識を煙たがってましたが そもそも実名も隠して 存在はわからないようにしながら 本名で堂々と活動する人を 叩いたり非難するのは 卑怯としか言い様がない。 世間をよく知っていても 自分の卑怯さに気づくことの ない彼らに 哀れさを感じました。 彼らの認識は 実に偏狭なもので 世界的には 音楽家というアーティスト活動を している人、特にロックの分野に 限らず社会的発言や 政治的な発言、主張や 自らの音楽キャリアを通しての 社会運動への参加は 日本以外の世界では たくさんいて 全く珍しいことではない。 売れている売れてないに関わらず またそれがどのような 政治的な、宗教的な 立場にせよ その人の個人的な信条の 表現として当然のことで あるとされています。 だから海外のアーティストは 音楽活動に社会的、政治的 宗教的な色を出すことを ためらうことなく やっています。 海外のアーティストの紹介等では singer などとは別に、activistでも あると書かれます。 つまりアーティストは音楽してないときは、活動家としてちゃんと やっていればそれは評価されています。 私は特にそんなアーティストに 憧れています。 亡くなった ビートルズのジョン レノン ボブ マーリイ スプリングスティーン 忌野清志郎 アイルランドから 世界的なバンドになったU2 ブラジルのトロピカリスタたち そして私が 勝手に自称弟子だと考えている ブラジルの カエターノ ヴェローゾ イギリスの ビリー ブラッグ。 私は今日 ６月に行って7年目になる 福岡大空襲の犠牲者の追悼と 平和へのメッセージを 音楽を通して発信する イベントの配布用の 簡単なチラシを 作っていました。 おそらく申込みがあれば 今年も新聞取材やラジオ取材にも 取り上げてもらおうと いろいろ質問され それに答えた発言のままで なく記者に再構成されると しても PRしなければならないと 考えました。 私は新聞取材では必ず 「フリーター」であり 「アマチュアミュージシャン」 であることをはっきり書いてください、とお願いします。 私はそういう人が 社会的メッセージを発信することは決しておかしくないと しんじています。 というより、日本で暮らすひとは 何人たりとも自由に主義主張を 述べていいとしんじます。 その代わりに 私は自分の顔も名前も 隠さない。 職業も隠さない。 すっかり久しぶりに 今日、自称弟子になっている 音楽の師匠の一人 ビリー ブラッグの新作を聴きました。昨年度の作品だから 今頃書くのは弟子としてあるまじき…ですが 彼はデビュー以来イギリス 労働者階級の 生活に寄り添う歌を歌い続けて いました。 歯に衣着せぬ政治的な主張や 批判で 強く支持するファンと 辛辣な批判をする人々の 両方を持っている人物 「Tooth&Nail」 が新作のタイトル。 これには 「もし爪と骨だけになっても 闘い続ける」 という意味らしいですが 私はそこまで 長く闘い続けることは できないかもしれない… でも実に師匠らしい タイトルだなあと 思いました。 私は一度だけビリーに直接会う機会を持ちました。 1992年の来日の時に 大阪心斎橋のライブハウスで。 私はビリーに 自分が九州で歌を歌い始めて いつかビリーみたいになりたいと 思うと しかしまだ怖くて仕方ないと カタコトで伝えました。 ビリーが私の目をしっかり見ながら二回繰り返した 言葉は忘れません。 「Just do it」「Keep on」 私は臆病者ですが まだまだ続けるつもりです。 4/2522:47 [ｺﾒﾝﾄする] ＜＜重要なお知らせ＞＞@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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