diary2

2014年6月29日(日)
【6・19(7th)ライブレポート4〜命どぅ宝 田代裕之さん(後編)〜】
6・19(7th)ライブレポート4〜命どぅ宝 田代裕之さん(後編)〜

目の前に流れる川を
眺める男の歌から
田代くんのライブは
始まった。
そしてそれは激しいギターの
カッティングと共に次の曲へ

のどかに流れる川に
屍体が浮かぶ光景、戦争の歌だ。

おそらくこれ程直接的に
戦場の光景を、しかも
いま自分が暮らす場所に
起きていることとして
曲にすること

それは田代くんが「6・19」に
ずっと出演してきたことと
無関係ではないと思う。

その激しさはつづく「月は見ていた」になだれこむ。
ここら辺の田代くんの
アコースティックギターの
カッティングの激しさ、鋭さは
もう目を丸くするしかない凄さ
だった。

他にも力強くギターを
かきむしる人はたくさんいるし
腕の動きやアクションを
激しくかっこよく見せるのが
うまい人もいる。

しかししっかり弦を鳴らし
もう少しで弦が切れてしまいそう
だけど、切れない(これもすごい)

ギターが叫ぶというか
悲鳴をあげるというか
もはや完全に内面から
溢れ出した叫びが音に
成っている。
こんなギタープレイを
僕は過去に一人しか
見たことがない。

それはHeat Waveというバンドが
デビューする前に演奏していた
「言葉」という曲に於ける
山口洋さんのアコースティックギターだ。まるで鬼を祓うような
物凄いギターだった。
表現力とかいう言葉も追いつかない。

でも「Bloody World」から
「月は見ていた」への
田代くんのギターは
それすら上回る気魄がこもっていた。
田代裕之というアーティストは
ひとつの高みに達そうとしている
のかもしれないなと感じた。

タイトルを失念してしまったの
だけど、夕陽の美しさ、濃紺の星空を焼きつけたような歌から
最後の新しい曲「LIFE」へ。

たぶんこの曲ができる方が
僕が田代くんに
今年のテーマを告げた時期より
早かったと思う。
可愛がってたハムスターの
「まいちー」。(僕も一度だけ
会ったことがある)

その死から、この歌は生まれた。
それは誰にでも共感できる
大切なものを喪った悲しみ。

命の大切さは
誰もが自覚していながら
忘れているもの。
だって自分が「生きている」ことはいつも当たり前でなければ
ならないから。
しかし大切な存在を喪ったとき
自分自身の命の儚さと共に
現実をつきつけられる。
すべての命はたった一回の人生を
生きているということ。

沖縄に伝わる言葉、
命(ぬち)どぅ宝
田代くんは、「最後は
そこに行き着くんじゃ…」と
言った。
彼はこのライブで
それを伝えることができたと
思う。
表現していたと思う。

そしてこれは書くまいと
思ったが(笑)
後半、田代くんのMCは
だんだん長くなっていった。
彼自身「しまった(笑)」という
顔をしていたけれど

僕は感謝したい(笑)
やはりこのMCも田代くんのライブに欠かせない魅力だと思う。







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