diary2

2014年7月9日(水)
【6・19(7th)レポート6「前田ゆうすけさん斯く語りき」】
6・19(7th)レポート6「前田ゆうすけさん斯く語りき」

前田ゆうすけ君は
福岡の人ではなく
佐賀は伊万里の人です

「6・19」には過去に
福岡出身以外の人が
たくさん出演しています。

出身ではないけれど
福岡で活動して、あるいは
暮らして
表現をしている人であれば
いいと思っています。

彼らのきっかけに
なればいいと。

田代裕之君の曲の名前を
借りるなら
「タイムカプセル」です。

毎年これはという出演者にお願いして
いわば
彼らに
1945.6.19のタイムカプセルを
見せる、そこから感じることを

発表してもらっています。

さて、前田ゆうすけ君の
得意分野は
声による表現です。

彼とはオープンマイクで
出会いました。

オープンマイクで
彼は
自らの声を使い
ただ朗読するわけでもなく
声帯模写をするわけでもなく

世の中でいろんな人が
織りなす物語や出来事を
自分の声で
話す
そんなパフォーマンスを
しています。

彼はいつも謙虚で
みんなが知らないような
事実にまつわる「うんちく」を知り
調べて話しても、
自分に酔ったりすることなく

謙虚で(時に)生真面目に
伝えようとする

でも彼には独特のユーモラスな
雰囲気がいつも漂うのです。

そんな彼が
「6・19」で戦争をテーマに
何を表現するのか
何を調べてくるのか

お願いしようと思いました。

まず彼は
町に残る
戦争の痕跡
を探しました。

1945年の福岡には
西部方面軍という陸軍の
司令部があり
その関連施設の痕跡を
現代の

薬院地区に見つけたという話から

次は
日本人のある一定以上の年代なら
誰もが知っている
「サザエさん」という漫画に
まつわるエピソード。

「サザエさん」の作者

長谷川町子女史は
戦中戦後にあたる時期に

福岡市内に
住んでいて
その時期に「サザエさん」の
着想を得たそうです。

それは正に
国民の食料、物資が
欠乏して
政府による配給制になる時期

だから
あの有名な

「お魚咥えたどら猫
追っかけて〜」
という
サザエさんの主題歌の
陽気な歌詞には

物資の配給の当番に当たっていた
サザエさんが
貴重な食料である
魚を取られては大変!と
必死に追いかけた、という
時代背景があったというお話。


何気ない

日常から浮かぶキーワードが

歴史へつながっている。

そんなシンプルなことを

さらっと感じられる話題を
選ぶセンス、そしてやはり

知ったかぶりをしない
控えめな語り口

でもどこかユーモラスな
前田ゆうすけ君のトーク。

実際に戦争を知らない者で
戦争の記憶を紡いでゆく
そのためには
いろんな手法や
工夫、切り口を

考えていかねばならないので

前田君はすごく
いいヒントを与えてくれたように
感じました。











7/9^17:48
[コメントする]


<<重要なお知らせ>>

@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
@peps!・Chip!!は、2024年5月末をもってサービスを終了させていただきます。
詳しくは
@peps!サービス終了のお知らせ
Chip!!サービス終了のお知らせ
をご確認ください。




w友達に教えるw
[ホムペ作成][新着記事]
[編集]

無料ホームページ作成は@peps!
++新着日記++