diary2

2014年7月15日(火)
【「6・19(7th)」レポート最終章】
「6・19(7th)」レポート最終章
(オカムラヒサシ弾き語り)

(曲目)
ホテル・モンテカルロ
トンタの森
猫とヤクザ




だらだら書き連ねてきた
今年の「6・19」
ライブレポート。
エピローグに自分が
イベントの最後にソロで
3曲やらしてもらったステージの
ことと、7回目の「6・19」を
やり、思うこと、これからのことを書いてみようと思います。

「返す当てのない金を借りて
電話で買える女を頼んで
大した銘柄じゃない酒を買い
しみったれた楽園に逃げこむ
(ホテル・モンテカルロ)」

こんな歌詞の曲です。


イベント前にできた曲ですが
イベントのことを意識してない
曲でした。

平和でも戦争でも命でもない曲。

敷いて言えば
人生、には関係あるかもしれません。




僕には福岡大空襲をずばりテーマにした「6月19日」という曲がありまして、それを歌うのが
一番しっくり来るのかもしれないのですが、直前の素晴らしいコラボを観た後で(高石純二さんのレポートを参照)

一体この後に
何を歌えばいいか
わからなくなりまして
そのまま「6月19日」だと
これまで6回と変わらない。
7回目に新たに
感じたことを伝えたい

そこで考えた末に
「ホテル・モンテカルロ」を
選びました。

この歌は
だらしなく生きる男の
だらしない日常の曲。

この曲は僕のノンフィクション
ではないけど
僕という人間の持つ考え方を
強く反映している歌詞です。



「ホテル・モンテカルロ」を
歌う僕は
戦争について深く考え、平和を訴える思慮深い、博愛精神に満ちた人格者なんかではない。


怠惰なひねくれ者です。


人格者しか
平和を訴える資格が
ないなんて、おかしいですよ。



爆弾は、人格者にだけ落ちるのではないから。

どんなダメな人でも、お構いなしに
どんどん殺そうと降り注ぐものなんですから…

人格者だろうが
ダメな人だろうが
声をあげていかなきゃ
いかんと僕は思っています。



次の曲は
また福岡大空襲と直接には
関わらない、しかし戦争の曲
「トンタの森」

早緒理さんのポスターに
坊主頭の少年が描かれています。
これは太刀洗の爆撃を
避け、必死に頓田の森へ
逃げようとしていた少年です。

早緒理さんは
ポスターの中で
子どもたちを森ではなく
2014年のライブの会場に
たどり着かせてくれました。

でも現実の歴史の悲劇は
彼らを頓田の森へ連れて行き
逃げこんだ彼らめがけて爆弾が
落ちたのです。
太刀洗の平和記念館には
亡くなった子どもたちの
遺影があります。
頓田の森平和花園の
ホームページには
亡くなった子どもたちの
最期の様子が
その時引率していた先生の
痛恨の思い溢れる手記で
描かれています。

早緒理さんのポスターに
少年の姿を見た時、僕はすぐに

これはあの子ではないだろうか…
とある特定の顔を思いました。
爆風で頭に酷い傷を負った彼は
先生の手で病院へ収容される際

「先生、僕の腕まだ着いとる?
腕がないと、兵隊さんになれんけん」

と呻くように聞いたそうです。

果たして先生はなんて答えることができたんでしょう。

彼らを頓田の森に連れて行ったばかりに…

しかも少年の頭は半分がなくなり
中身が出そうになっていた、

「君は悪くない」という歌詞を
繰り返し歌うのは

傷を負った子どもたちへの
連れて行った先生への
思いです。

なぜ戦争は被害者に責任を
なすれつけるのか…
幼い子どもが、責任を感じたり
懸命に子どもたちを守ろうとした
先生が責任を感じたり
しなければならないのか

やはりこんなに非人道的な戦争と
日本国憲法で
手を切ったはずの日本ですから

再び戦争を選ぶことは
亡くなった方を愚弄すること。

「抑止力です」なんて
無責任を国の責任者が
口にしています。

あの男は、抑止できなかった
時、どう責任を取る気でしょうか?
取る気なんかないのでしょうが。

改めてこの国の平和を
自分も含めて一人一人が
守ろうしなければと
思います。

果たして来年の日本は
「6・19」というイベントを
やることができる余地が
あるでしょうか?

不安でたまらない時代の中で
来年のことを考えています。







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