diary2

2015年10月11日(日)
【10/11】
10/10 馬出 Blowin'(New Soul)
セットリスト
1 湖月(1999年作)
2セピア色(2014年作)
3シースー(2015年作)
4やるせなくなるまで
(2015年10月10日作)
5ホテル モンテカルロ
(2014年作)
6フータンヌルカ(2006年作)

昨日、新聞の一面は
ユネスコの世界記憶遺産に登録された
南京大虐殺についてでした。

僕は
安保法制が政府与党によって強圧的に
可決されて以来
ライブで
戦争や平和に直接的に触れる曲を
歌うのをやめました。

「夏の闇」「6月19日」
などの曲。

そういう曲を歌い終わると
自分の中の
戦争へ向けて傾いてゆく世相や
それに対する危機感、違和感が
一瞬吐き出され
たった数秒だけのカタルシスに
うやむやにされてしまうのです。

そんな気持ち悪さが

もはや見過ごせないレベルに
悪化してしまうからです。

この一カ月は
楽曲の世界観の中へ
ひたすら没入するふりをしながら
現実逃避的なライブを
やり続けていた気がします。

ホテルモンテカルロは
オカムラくんにとって
何よりのプロテストソングだと
尊敬する先輩に
励ましていただいたりしたけれど

もはや
こんなに暴走する政府を
止められない国民がプロテストソングを
歌うことが
果たして「焼け石に水」以上の意味を持つとは思えません。

いま必要な歌は
何だろう

それはその場にいる自分以外の人々に対してではない。

おそらくそれぞれの感慨を持つ
人々の

前で歌をうたう僕の
ガソリンとなる歌は
何だろう。


そういう歌が必要だと思っていたのです。
そういう歌無しでは
自分が歌を歌うことに怯えてしまうから。

前夜から
ずっと気詰まりな心境の中で
新たな歌を探していました。
朝仕事に出かけながら
ふとこんなフレーズが出ました。
「もっともっとやるせなくなるまで、生きてみよう。」



自分の気詰まりも息苦しさも
今がどん底ではない。

ただ自分たちのあるべき国
あるべき歴史、あるべき価値観を
主張する高圧的な
エゴイストたちの理想郷という名の
暗黒郷へと
この国は堕ちていくのかもしれません。

その暗黒のなかででも
生きている限り
どう生きるかは
日々突きつけられます。

歌を歌う人が
自分の信条ではなく
誰かのエゴを礼賛する歌を
強制的に歌わさせられる時代
が来るのは
今の体制が倒れない限り
避けることができない
近未来かもしれません。

でも途中で歌うことをやめるのか
どうするのか?

それに対する気持ちが
「やるせなくなるまで」
という曲になりました。









10/11^17:13
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