diary2

2016年1月12日(火)
【1/12】
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世間では「戦場のメリークリスマス」という映画が公開されるという話題が
出ていたころ、日英合作で
なんとYMOの坂本龍一とデヴィッド ボウイのキスシーンがある、というような
ことを当時のテレビやラジオが言っていた。

僕は部屋に黙って出入りしては
兄が買ったり借りてくるロックのレコードを
夢中で聴きあさる毎日だった。
家に遊びに来た兄の友達から
「小学生なのにTレックスとか聴くの?」
と呆れ顏で言われたこともある。
兄はあまりに常習犯な僕のレコード盗聴を
だんだん黙認してくれるように
なった。
実際は相当ウザいと思われていたかもしれないけれど。

そんな1981年のある日(82年かな)
僕はついに
「ジギー スターダスト」という
デヴィッド ボウイのアルバムの
ジャケットを手にして
楽しみなような、怖いような緊張感の中にいた。

果たしてこれが金髪イケメンセレブで
ダンスミュージック的な歌を歌う
30代のデヴィッド ボウイと
同一人物なのか
ジャケットの中のボウイの
かっこよさは

本当に超ハンサムな宇宙人がいたら
こんな感じだろうという表現しかできない
妖しく美しいけど不気味な退廃を感じさせて
目の前にいた。

何が怖いのか?
僕は一応兄の持っていた音楽雑誌などで
「ジギー スターダスト」の前知識を
少しだけ仕入れていた。

ジギーの物語は
地球が滅亡する5年前に始まるとか
最後にジギーは
地球を救うかわりに
死んでしまうとか

そのストーリーが
ロックのアルバムを通して
表現されていて

実際にデヴィッド ボウイは
ジギー スターダストとして
ワールドツアーをして
最終公演と共にジギーを葬ったとか

まるでいままで周りにあった
音楽とはかけ離れた
SF映画のような世界観と
しかも男性か女性か
わからないような
妖しい美しさを漂わすルックスと

デヴィッドボウイ的とした表現できない
独特のボーカルとか
ビートルズにも通じるような
すごく魅力的でポップなメロディー
スパイダーズ フロム マーズの
めちゃくちゃかっこいい演奏。

「5年間」から「ロックンロールの自殺者」
まで一気に聴いて
なんだか
恍惚として
放心状態になっていたかもしれない。

あの時
僕はデヴィッド ボウイを

本当に
人を魅惑する
ロックンロールの魔力を
知ったのだった。



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