diary2

2016年6月30日(木)
【今年の「6・19」について(桐原正二さん)】
今年の「6・19」について(桐原正二さん)

桐原正二さんの音楽は、骨太のロックです。
スケールが大きい。巨漢ではないし、一人でアコースティックだし、福岡を拠点に、ときどき県外、関西、関東にライブに行かれるくらい。しかし僕には桐原正二さんが、福岡限定のアーティストだとは思えない。たくさんいる自分のロックンロールヒーローの一人です。まず曲が凄い。アメリカン・ギター・ロック、端的に言うと、ニール・ヤングだけど
もっと疾走感がある。歌詞が凄い。「哀愁のマリンバ」という曲があります。これタイトルからどんな曲か、なかなかわからないけど、タイムスリップするような、時空を超えて、男の人生と少年時代が描かれて、しかもバックグラウンドには、1978年に福岡でおきた大渇水という紛れも無い土地の記憶がある。そんな硬質な文体の小説のような言葉が
疾走感溢れるハードなギターのカッティングで表現される。

今この場所、自分の周囲を描きながら
どこにも無いどこかを、パラレルワールドを
歌う桐原正二さんの世界は
唯一無二だと思います。

とはいえ、一つ一つ独自の視点と世界観で
作られている桐原さんの音楽を
「6・19」という非常に限定的なテーマを
感じさせるイベントでお願いすると

桐原さん御自身に
やりにくさ、窮屈な感じを与えてしまうのではないか、戦争や平和、現代社会の矛盾を
直截でなく、寓話的な表現を使っている
桐原さんの曲を、聴くお客さんに余計な先入観を与えてしまうのではないか
そう考えてしまい、なかなか
お誘いできずに、ことしになりました。

8年前に勢いで、お誘いした時も
うまくこのイベントを説明できず
時期尚早の感がありました。

そして今年実現するまでに

ここ数年、ブローウィンというライブハウスで、定期的にライブが一緒になり
僕の音楽性、そして僕という人間に
ついて知ってもらう期間ができ

これがきっと桐原さんに
「6・19」で歌うのもいいかも、と
思っていただいた契機になったのではないかと思っています。

決して僕が自分の政治的な主張をする
イベントではない。

大きな公的なテーマがあるから
立派なイベントだとか
面白いイベントだとかではなくて

そういうテーマはあるけれど
あくまで、「出演者の音楽が素晴らしいイベントだ」と言われるように
ずっと企画主催しながら
願ってきました。

だから絶対いつかは
桐原正二さんの出演を
実現したかった。

そしてそれが
今年のような
以前より
無駄な力が抜けた回に
実現できて良かったです。

そして桐原さん御自身のブログで
このイベントに出演して良かったと
書いていただけたことが

僕はなにより嬉しかったのでした。










6/30^16:31
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